ロクトリポート

カイコ はじめての飼育観察日記 ~23~

黄色の筒のなかで

<2020年6月16日 孵化36日目>

昨日の黄色の筒の中を覗くとしっかりとまゆができていました。

収繭(しゅうけん)

<2020年6月17日 孵化37日目>

とうとうこの日がきました!
孵化から37日目!はじめての「収繭(しゅうけん)」です。
「収繭(しゅうけん)」とは、まぶしから繭(まゆ)をかきとる作業のことを言うそうです。

▼収繭(しゅうけん)するのはこの3つ

▼真横からみると

▼収繭(しゅうけん)してみると・・・

実際に収繭(しゅうけん)してみると、思っていた以上にトイレットペーパーの芯にしっかり糸がついていて、キレイにかき出すのが難しかったです。

まゆの周りのほわほわはカイコが最初に吐いた糸で「毛羽(けば)」と呼ばれるものらしく、これも集めておこうと思います。

▼まゆと毛羽(けば)を分けてたところ

こうしてまゆを見比べると、大きさもカタチも同じではないことが分かります。
幼虫のサイズはそんなに変わらなかったのに、こんなにまゆの大きさが違うことに驚きました。

まゆはジップロックに入れて冷凍しました。

養蚕の道具

農林水産省のホームページに養蚕の道具が紹介されていました。

江戸~明治に使われていたという「枝蔟(えだまぶし)」という道具がかっこよいと思いました。まゆが付いているものはそのまま飾りにもなりそうです。

実際に自分で体験してから、これらの道具を見ると、「なるほど~!これは便利だろうな!」と納得でき、頭の中で使っているところを想像することができました。

ただ、「毛羽取器(けばとりき)」は、どう使うのか想像することは難しかったです。どうやって毛羽だけが除去棒に巻き取られるのか気になりました。機会があれば実際に使ってみたいです。

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