ロクトリポート

館庭昆虫調査 ~第16回~

科学館の庭の雑木林リニューアルに伴い、2017年から雑木林再生エリアの昆虫調査を始めました。
草地の環境から林になっていく過程での昆虫の変化を季節ごとに調べていきます。

今回は通算16回目、冬の昆虫調査を2月16日に行いました。
よく晴れていたのですが、風が強い日で活動している昆虫が少ない中、成虫で越冬している甲虫の仲間が多く見つかりました。

中でも多かったのはキノコムシの仲間です。朽ち木の皮をはぐとそこに集まっていました。
同じ場所に数種類のキノコムシやゴミムシの仲間も一緒にいました。

その他には、アミメカゲロウの仲間やナナホシテントウも見つかりました。
写真左がアミメカゲロウの仲間、右がナナホシテントウです。

今回はおそらく風の影響もあってチョウは見られませんでしたが、暖かい日にはそろそろチョウも飛び始める時期です。どんな昆虫から活動を始めるのかぜひ観察してみてください。

※昆虫採集は調査の為に行っています。
一般の方による昆虫採集および通路外への立ち入りはご遠慮いただいております。ご了承ください。

インタープリターチーム K