科学館の庭にはヤブミョウガとミョウガが生えています。
どちらもミョウガとつくので同じなかまに感じますが、ヤブミョウガはツユクサ科の植物で、ミョウガはショウガ科の植物です。
分類はまったく違うのですが、葉っぱがミョウガに似ているため、やぶに生えるミョウガでヤブミョウガとついたと言われています。
今回はヤブミョウガとミョウガの違いを紹介します。
まずは葉っぱ。大きさや形はよく似ていますが、ヤブミョウガのほうが表面にツヤがあります。
また触り心地も違い、見た目に反してヤブミョウガはザラザラしていますが、ミョウガはツルツルでなめらかです。
そして最大の違いは花です。ヤブミョウガは1cmほどの小さな花が集まって葉っぱより上の方に段になって咲くのに対して、ミョウガは5cmほどの花を株元から咲かせます。
普段、薬味として食べているミョウガは、つぼみの部分になります。
ヤブミョウガは花が終わったあと白っぽい実ができ、やがて黒っぽく熟します。
ミョウガは条件が整わないと実が出来ないようです。
どちらも探すと意外と生えていることがわかるので、身近な場所に生えていないか探してみてください。
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