11月も中旬になり朝晩は少し寒いくらいになってきました。あまり秋らしくない気候ですが、ヒヨドリなどの鳥が秋に熟す実を食べに集まっています。
今回は多摩六都科学館にある実を食べに鳥が集まる木を紹介します。
鳥たちが好きな実がなる木は、駐車場から館の入り口に向かう通路の横にあるビオトープ池の奥にいくつかまとまって生えています。


ヌルデはだいぶ実が減ってきました。イイギリもヒヨドリがよく集まっています。一方、クロガネモチも赤く色づいていますが、おいしい順に食べていくのかまだ鳥が集まっているところをあまり見ません。
この3種の奥や休憩室の前に生えているのがムクノキです。実は1cmほどの大きさで黒っぽく熟します。鳥の落とし物から芽が出てきて増えるので、様々な場所に生えてきます。

最後に建物の西側に生えているピラカンサ。こちらは他の木より一足早く赤く色づきましたが、あまり鳥は見かけません。

鳥にも好みがあるようで、すぐに食べられて実がなくなる木もあれば、いつまでもなくならず年を越しても実が残っている木もあります。
ぜひ身近に木の実を見つけたら鳥が来ているか、実が減っているかに注目してみてください。
インタープリターグループ K











