ロクトリポート

ダイヤモンドつくりに挑戦中! その14

「実験装置の作り直し」

前回、失敗した原因を自分なりに考えたことを、もう一度書いてみます。
≪私が考えた失敗した原因≫
1.フィラメントや基板を素手でさわっているので、手の脂などよごれが付着していること?
2.フィラメントをつないでいる針金が銅線であること。更に、サビもついている針金を使用していること?
3.フィラメントの温度がまだ低いこと?

どれが原因か探るためにも、
ひとつずつ、条件をかえて試していこうと思います。

今回、改善するのは
「2.フィラメントをつないでいる針金が銅線であること。更に、サビもついている針金を使用していること?」

≪解決策≫
直径1mmのタングステンの針金を購入しました!
この購入したタングステンの針金をつかって実験装置を組み立てます。

まずはいつも通り、フィラメントを作ります。
20回ほど導線を巻き、15mmほどに伸ばしました。
前回よりも、間隔を広くしました。
前回、実験途中でフィラメントが切れてしまったことを考慮しました。

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ここから、1mmのタングステンの加工です。
0.2mmのタングステンはフィラメント作りで使っていますが、
「硬くて扱いづらいなぁ。」とは思っていたんですが、
1mmは尋常じゃない硬さでした!!!

もう、ほんっとに硬くて、切るのに一苦労、
曲げるのには、もっと苦労しました。
本当に硬く、粘性がないので、曲げようとすると「ポキッ」と折れてしまいました。
なので、今までの柔らかい銅線の加工より、
はるかに時間がかかり、精度もあまり思うようにはいきませんでした。
ニッパの刃もボロボロに・・・。

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なんとか、シリコンの基板とフィラメントを設置しました。
なんとなく、フィラメントが曲がってしまいましたが、
これが限度でした。

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来週、これを使って実験をします!
夏休みに入るとしばらくダイヤモンドの実験はお休みになります。
来週が夏休み前、最後の実験になります。
成功させたいです!!

サイエンスチーム ささき