ロクトリポート

ダイヤモンドつくりに挑戦中! その15

「実験④」
2度あることは3度あっても、4度はないだろう!!
との思いで、実験4回目です。

いつも実験前にフィラメントの抵抗値を測っているのですが、
今回も測ってみると、
300k(キロ)~2M(メグ)Ωの間をいったりきたり・・・。
かなり振れ幅が大きく全く安定しません。
このままでは、白熱した時に、フィラメントがすぐに切れてしまうのでは?
と、思い、フィラメント部分を急きょ作り直しをしました。
再度、測りなおしても安定せず。

テスターの電池をかえたり、つなぎ方をかえたり、
様々に試行錯誤をしていたら、
ミノムシクリップが原因だということが分かりました。

ものによって、接触が悪いミノムシクリップがあったようです。
こんなところに落とし穴があったとは・・・・。

フィラメントも無事に安定したところで、実験開始!!!
今回は、フィラメントをささえる針金を銅線からタングステンにして初めての実験です。

とてもフィラメントが良くできたようで(自画自賛^_^;)
写真では分かりづらいですが、フィラメント全体から気泡が出ています。
今までは、フィラメントの中央部分からが一番気泡が出ていて、
フィラメントから気泡の出る量にムラがありました。

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液面に出た後、赤くなっている面積も広がった様にみえます。

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そして、何より!!
全くすすが出ていないことに感動!!!
これは、本当に嬉しかったです。
やっぱり、銅線がいけなかったのでしょうか??

このまま、電圧をあげて白熱させていきます。

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いい感じに実験が進んでいます。
電圧と電流も安定しているので、このまま2時間反応させることにしました。

反応させている間に、
次回以降の分のフィラメントをたくさん作りました。

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 2時間たち、反応をそのまま終わらせずに、
どの程度の電流までフィラメントが耐えられるかの実験もしてみました。
徐々に電流を上げていくと、かなり明るく白熱しました!

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9Aまでいきました。
でも、9Aはさすがにいきすぎたようで、
3分ほどすると、フィラメントがきれてしまい反応終了となりました。

フィラメントが切れた瞬間、
すすが飛び散ったようにみえました。
残念。

反応後に取り外した基板とフィラメントです。
白熱していた部分のフィラメントに何かついていて、
とてもキラキラしています!
基板にも、すこしキラキラしているものが付いているのが見えます。

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電子顕微鏡で見るのが楽しみです。

サイエンスチーム ささき