「ラマン分光分析①」
ダイヤモンド“らしき”結晶は本当にダイヤモンドなのか?
それとも、別の物質なのか?を、科学的に調べるために、
今度はラマン分光で分析をして頂きました。
今回おこなう「レーザーラマン分光」という方法は、
レーザーをあてて出てきたラマン散乱光を分光して
得られたラマンスペクトルから、分子レベルの構造を解析する手法のことです。
(くわしくは、日本分光さんのHPに分かりやすく載っているので見てください。
↓
http://www.jasco.co.jp/jpn/technique/internet-seminar/raman/raman1.html)
サンプルを持参して、日本分光さんへ!
会社は分析器もあるからか、とても涼しかったです。
玄関ホールにはいろいろなものが飾ってありました。
こちらは昔?の分析器です。
なおそうにも部品がないそうですが、こうした分析器もいまだに需要があるようで
部品をなんとか調達しようとしているようです。
他にもいろいろなものが飾ってありました。
おもしろいものがいろいろあり、
見せて頂きながら、
分析室に案内をして頂きました。
今回、分析をして頂いたのは
レーザーラマン分光 NRS-4100 という機械です。
扉があくと、サンプルを置く台がありました。
実体顕微鏡のようなものがついていて、
サンプルの照射位置を探っていきます。
このレーザーラマン分光は、
サンプル照射を1μmまで絞れるらしいのですが、
今回は2μmほどにしているそうです。
かなりピンポイントに分析することができます!
しかも、
今回のようなものだと、サンプルはなんの加工もせずに、分析できました!
本当にすごいです。
機械を動かして、分析結果の解析までして頂きました。
ピンポイントに照射できるのですが、逆に言うと、
ちゃんとピンポイントに結晶に照射しないと、
違う結果になってしまうので、
狙ったところにちゃんと照射する技術がとても重要です
しかも、分析結果が出ると、
すぐに「これは○○ですね。」
と、データベースが頭の中にあるので、本当にすごかったです。
少し、長くなってしまったので、
解析結果は次回、書きます!
最後に、
日本分光さんのキャラクター
ジャスコくんです。