ロクトリポート

科学館の屋上の砂 ~飛来物の調査4~

定期的に調べている科学館の屋上へ飛来した砂粒についての報告です。

2016年3月~6月

鉱物写真

2015年12月2日~2016年3月2日(写真の幅 6mm)
西東京市ではローム層の深い部分に見られるヒル石が入っています。

2016年3月~6月

2016年6月3日HP幅6mm

2016年3月2日~6月3日(写真の幅 6mm) 角閃石が入っています。過去に西東京市の関東ローム層の中の鉱物を調べた際、 角閃石は地下約7m付近の東京軽石層と思われる層に多く入っていました。 昨年末から深い場所の鉱物が多く見れられるようです。

2016年6月~9月

2016年9月 HP 幅6mm

2016年6月3日~9月3日(写真の幅 6mm) 斜方輝石に取り込まれた磁鉄鉱がありました。

屋上の飛来物を回収に行くと、飛来物採集用のバットに溜まった雨水で 鳥が水浴びをしていました。鳥にくっついてくきたものも混じっているようです。

2016年9月~12月

2016年12月3日 HP幅6mm

2016年9月3日~12月3日(写真の幅 6mm) この時期の飛来物には錆が非常に多く入っていました。錆のためにバットに溜まった雨水が赤くなっていました。 コンクリートの破片も多く入っていました。錆やコンクリート片は科学館の屋上のものかもしれません。 飛来物の採集場所を再検討して、できるだけ自然のものが多く入るよう工夫してみます。

自然チーム 地学担当