立夏を過ぎ春の花が少なくなる一方で、初夏の花が咲き始めました。
今回は初夏に咲く館庭で見られる樹木の花を紹介します。
エゴノキは少し盛りを過ぎていますが、白い可憐な花が下向きに咲いていて、見上げるととてもきれいです。
ヤマボウシも花が咲き始めました。こちらは上向きに咲くので、下からでは花がなかなかわかりません。
オススメスポットは館内から見ること。プラネタリウムの入口横、またはプラネタリウムから展示室5 地球の部屋へ行く通路からよく見えます。
白い花びらように見えるのは総苞片といい4枚が花の周りを囲んでいます。
真ん中にある丸いところがたくさんの小さな花の集まりです。
下の写真ではまだ蕾の状態です。
総苞片が開いていても花が咲いているとは限らないのです。
次に館庭の西側に生えているクスノキ。
写真のどこに花が咲いているかわかりますか?
高い位置に少し黄色っぽい白い花がたくさん咲いていて、独特の香りを漂わせています。
最後に駐車場の脇に生えているイヌシデ。
こちらはさらにわかりにくい花です。
イヌシデは雄花と雌花があり、上の写真は雌花が集まっている部分です。
葉っぱのような部分を小苞といい、その付け根に雌花があります。
花といっても、サクラのような花びらがある華やかなものばかりではなく、色々なタイプがあります。
樹木の花は高い場所に、しかも目立たないものも多いので、気がつきにくいものですが、今のシーズンは意外と多くの花が咲いています。
大きな樹木の小さな花もぜひ探してみてください。
インタープリターチーム K