3月23日、国立天文台の常田佐久台長による講演会が行われました。今回は多摩六都科学館開館25周年記念のロクトサイエンスレクチャーで「太陽と惑星と生命と」というタイトルで講演していただきました。常田先生は3月12日に日本学士院賞の受賞が決定したばかりで、講演に先立ち多摩六都科学館から常田先生へお祝いのお花を贈らせて頂きました。
お話は国立天文台の紹介に始まり、すばる望遠鏡やALMAなどの最新観測装置、太陽系外惑星の最新事情、太陽観測衛星「ひので」による最新映像と太陽活動近況、惑星磁場と生命や文明への影響、TMT(次世代30m超大型望遠鏡)による未来の天文学、そして生命の起源と知的生命体存在の可能性まで、多岐に渡りました。1時間半にわたり、壮大なスケールでわかりやすく解説していただきました。
後半は常田先生と髙柳館長による対談を交え、お客様からの質問に1つ1つ丁寧に対応していただき、参加者との距離が一段と近づいたように思います。
アンケート結果は、多くの皆さまからとてもよかったという高評価を頂きました。中には、難解な内容を分かりやすく聞くことができたとのご意見があり、担当者としても今回の講演会が宇宙への関心を高める一助になれたのではないかと感じています。