ロクトリポート

野菜づくりのお話とベジケーキのひととき

「食と農のお話会【西東京編】~野菜作りのお話とベジケーキのひととき~」
今回のゲストは西東京市内で野菜を作っている「やすだ農園」の安田さん、
そして田無駅近くのカフェ「jiccai」の海老澤さんです。

画像に含まれている可能性があるもの:3人、室内

進行役として、西東京市や周辺の農業に詳しい「みんなの畑」の若尾さんに来ていただきました。

それぞれのご紹介は、ウェブサイトやインスタグラムなどがとっても充実していますので、ぜひそちらをご覧ください。

やすだ農園

jiccai

みんなの畑

肉体労働のイメージが強い農業ですが、栽培の計画から出荷先の調整、マルシェの事務、近隣への配慮等々、頭脳労働も盛りだくさん。多岐にわたる農家の仕事についてお話いただき、そのお仕事の全体像を垣間見ることができました。

参加者の皆さんの中には、子育て中の方や、実際にお仕事で農業や食に関わっている方などもいらして、みなさんとっても熱心に聞き入っていました。

そして中盤にはやすだ農園とjiccaiのコラボで誕生した「ベジケーキ」の紹介と試食をおこない、一気に場の空気がほころびました。美味しいものの力はすごい!

画像に含まれている可能性があるもの:4人、座ってる(複数の人)、テーブル、事務局、室内

このベジケーキは「トロンボーンチーノ」という野菜が50パーセントも入っているんだそうです。ちょうどいい甘みで、ナッツやスパイスも効いていて、大変美味しくいただきました。

画像に含まれている可能性があるもの:食べ物

この日のためにラッピングされた紐は「みんなの畑」メンバーが染めた草木染の紐が使われています。隅々まで心のこもった一品!皆さん大事そうに持って帰っていました。

ケーキとともに、みんなの畑でとれた「バタフライピー」のお茶も出していただきました。


アントシアニンの色変わり実験もできて、ひとしきり楽しむ大人の皆さん。

海老澤さんが、やすだ農園さんとの出会いについて「直売所ではただ買うだけでなく、そこでの会話から、野菜を見てほしいという思いが伝わってきた。見たことのない野菜との出会いも楽しい」と話してくださいました。

ただ食物を摂るという以上に、身近な「農」が生活を豊かにできる、そんな可能性を改めて感じることができました。

「ひとくちに「都市農業」「直売所」といってもそれぞれに違う。ロッカーを利用した販売や、やすださんのように少量多品目ではなく、ニンジンならニンジンだけと多量に作っている農家さんもある。地域の直売所を回ってみるのも面白いかも。」と若尾さん。これを機会に少しだけ地域を見る目が広がっていくと、より楽しいですね。

その際「ひとこと声をかけるの、大事ですよね」という話も。
農地の多くは自宅に隣接していて、仕事場でもあり、プライベートな場でもあります。
悲しいことに、直売所での盗難や畑から直接盗難(!)という話もときどき耳にします。
ひとこと声をかけるだけで、お互いに安心して気持ちよく過ごせますよね。

最後に、お土産としてやすだ農園さんの「サラダセット」をお持ち帰りいただきました。
色とりどりの10種の野菜が入った特別セット。見た目もきれいですし、そのままむしゃむしゃ食べられます。説明してもらった野菜の名前をメモしたので、載せておきますね。

画像に含まれている可能性があるもの:食べ物