科学館の庭の雑木林リニューアルに伴い、2017年から雑木林再生エリアの昆虫調査を始めました。
草地の環境から林になっていく過程での昆虫の変化を季節ごとに調べていきます。
今回は通算12回目、冬の昆虫調査を2月18日に行いました。晴れていましたが気温は低く、活動している昆虫は少なかったので、成虫で越冬する昆虫を中心に探しました。
一番見つかったのは秋の調査でもみられたアカシマサシガメ。朽ち木の中や石などの下で越冬しています。他にも同じような場所で越冬するカメムシの仲間も見つかりました。写真はツマキヘリカメムシ。
活動していた昆虫で見られたのはナナホシテントウ。こちらも成虫で越冬します。
暖かい日が増えてくると、アリやチョウなどもぞくぞくと活動を開始します。活動している虫を意識して木や草があるところを見ていると、春が近づいていることを実感できます。
※昆虫採集は調査の為に行っています。
一般の方による昆虫採集および通路外への立ち入りはご遠慮いただいております。ご了承ください。
インタープリターチーム K