ロクトリポート

館庭昆虫調査 ~第13回~

科学館の庭の雑木林リニューアルに伴い、2017年から雑木林再生エリアの昆虫調査を始めました。
草地の環境から林になっていく過程での昆虫の変化を季節ごとに調べていきます。

今回は通算13回目、春の昆虫調査を5月7日に行いました。
前日の雨から一転、晴れて暖かく、たくさんの昆虫が活動していました。ただ、風が強かったためかチョウは思ったほど見つかりませんでした。

一番多く見られたのはハナムグリやコガネムシなどの甲虫の仲間。特にヒゲブトハナムグリがたくさん飛んでいました。ただ、飛んでいるのはオスばかりでメスは1匹しか見つかりませんでした。

その他にカメムシやハナバチの仲間、ふ化して間もないカマキリの幼虫も見つかりました。

これから夏に向けて様々な昆虫が活発に活動します。花壇の花やちょっとした草陰も探すと意外とさまざまな種類の昆虫が見つかります。身近な場所で昆虫観察をぜひしてみてください。

※科学館は現在休館中です。昆虫採集は調査の為に行っています。
一般の方による昆虫採集および通路外への立ち入りはご遠慮いただいております。ご了承ください。

インタープリターチーム K