ロクトリポート

ロクトの庭だより ~イトトンボの羽化 その1~

駐車場の入り口横にあるビオトープ池で、クロイトトンボと思われるイトトンボの羽化が6月から続き、多い日は同じ時間帯で4匹が羽化していました。
今回からはそのイトトンボの羽化の様子を紹介していきます。

まずは水中の様子。イトトンボのヤゴの体の後ろに生えている3枚のひれのようなものはエラです。イトトンボの仲間は体の外にエラがあるのです。羽化が近づいてる個体は翅になる部分がはっきりわかるようになります。

そして水から上がったところ。このまましばらくじっとしていました。

少し移動して、いよいよ羽化が始まりました。

羽化が始まってから1分ほどで体が出てきました。そこから翅が伸び、体が伸びていきます。
その様子はまた次回以降のリポートで紹介していきますので、お楽しみに!

今でもよく探すと、葉っぱの上に抜け殻がついています。

天気のいい日には、イトトンボが池の上を飛んでいます。写真は連結産卵の様子です。
前がオス、後ろがメス。2匹つながった状態で卵を産みます。

来館した時には、ぜひビオトープ池の様子も観察してみてくださいね。今はハスの花もきれいに咲いています。

インタープリターチーム K