ロクトリポート

絵手紙は人に宛てたメッセージ~コロナ禍で心ひとつに~

国内で新型コロナウイルス感染症の発症者が確認されて1年が過ぎました。
そして、東京都に発出された2度目の「緊急事態宣言」の期限が延長されたことにより
私たちの生活は今なお様々な制限を受けています。
感染者の数も重症者の数も増えている状況は変わらず、
誰もが一日も早い終息を願っていることと思います。

私も、たくさんのことを我慢して、いろいろなことに注意して、
外出は食料の買い出しのみ。
ずーっと、家と職場の行き来だけの生活です。
それは、自分自身と家族の健康を守るため。
そして、職場に迷惑をかけないため。

みなさんはどうですか?

このような苦境の中では特に、
誰かのために考えて行動している人がほとんどだと思います。
そして、私たちの生活を支えてくれている多くの人がいて、
その中のひとりはあなたなのかもしれませんね。

そんな、「全ての人たちの無事を祈って」
大切な人へ、感謝したい人へ、
想いのつまったたくさんの絵手紙が多摩六都科学館に届きました!


これらの作品は、
圏域在住で絵手紙の講師をされている井口陽子さんのお声かけで寄せられたもので、
小平市なかまちテラスでも展示されていました。
ご縁があって、今回、多摩六都科学館でもお借りすることができました。

「絵手紙は必ず誰かに宛てた言葉なんです。」
井口さんがそう仰る通り、1枚1枚に、自然と笑顔になります。
中にはお子さんの絵手紙もあるのですが、
意外にも大人と区別できないところがおもしろいと思いました!

井口さんは『月刊絵手紙(NO187)』の中で以下のように綴っています。
「困難に遭遇したとき、それを乗り越える力と勇気が持てますように。
誰かつらい目に合っている人がいたら、寄り添えるやさしさと温かさが持てますように。
そして絵手紙が『平和の道具』になれますようにと切に願っています。」

コロナ禍の厳しい情勢下で
ちょっと疲れた心をほぐしてくれるメッセージが、これらの絵手紙にあふれています。
あなたにとって元気になれる一言を見つけられるはず。
ご来館の際には、ぜひご覧ください!

展示期間:2021年2月9日(火)~7月18日(日) ※終了しました。

展示場所:展示室1チャレンジの部屋と展示室2からだの部屋の間

研究交流グループ