ロクトリポート

館庭昆虫調査 ~第17回~

科学館の庭の雑木林リニューアルに伴い、2017年から雑木林再生エリアの昆虫調査を始めました。
草地の環境から林になっていく過程での昆虫の変化を季節ごとに調べていきます。

今回は通算17回目、春の昆虫調査を5月4日に行いました。
晴れて暖かな日だったので、たくさんの昆虫が活動していました。多く見つかったのはゾウムシやハムシなどの甲虫の仲間、カメムシの仲間、ハチの仲間です。少し風があったからか、チョウの仲間はあまり見られませんでした。

また、今回はアジアイトトンボの成熟個体と未成熟個体を見つけました。ビオトープ池を作ってから見られるトンボの種類も増えているように感じます。

暖かくなって様々な昆虫が活動する季節。普段は気にとめない昆虫もよく見ると触角の形が面白かったり、色がとても鮮やかだったり、改めて意識しながら観察すると意外と楽しくなってきます。

※科学館は現在休館中です。昆虫採集は調査の為に行っています。
一般の方による昆虫採集および通路外への立ち入りはご遠慮いただいております。ご了承ください。

インタープリターチーム K