ロクトリポート

ロクトの庭だより ~ハルジオン~

様々な植物が花を咲かせる季節、科学館周辺でよく見られる植物を紹介します。

今回はハルジオン。北アメリカ原産のキク科の多年草です。道端や公園などでよく見かけます。

キク科の植物は小さな花が集まって一つの花のように見えています。よく見ると花の黄色い部分が、粒が集まっているような状態のもの(下の写真左)と、ふくらんでいるような状態のもの(下の写真右)とがあります。粒に見えるのはまだ小さな花が咲いていない状態、ふくらんで見えるのはその花が咲いた状態です。

黄色い部分を大きくしてみると、一つ一つ、小さな花が咲いていることがわかります。

ハルジオンにはよく似たヒメジョオンという植物があります。見分けポイントとしては、葉っぱの付き方や茎の中の状態などがあります。下の写真はハルジオンの特徴です。

また、ハルジオンは春の花ですが、ヒメジョオンはそれよりも咲きはじめる時期が遅く、初夏の花です。これからの時期はどちらの花も咲いているので、それぞれの見分けにチャレンジしてみてください。

植物も名前がわかると観察も楽しくなってきます。
これからも身近な植物を紹介していくので、ぜひ探してみてください。

インタープリターチーム K