梅雨に入りましたが、暑い日が続いています。
駐車場入り口横にあるビオトープ池が今年もにぎやかになってきたので、最近の様子を紹介します。
まずは植物。
コウホネの黄色い花が咲きました。花は終わると水の中に沈んでしまいます。つかまりやすかったのかヤゴ(クロスジギンヤンマと思われる)の抜け殻がついていることもありました。
次にスイレン。こちらも花が咲いています。
次に動物を紹介します。
今年もイトトンボの羽化が始まりました。捜すと2cmほどの抜け殻がいくつも見つかります。また、水面近くにいる羽化まぢかのヤゴや、運がいいと脱皮中の様子が見られることもあります。
羽化後しばらくは淡い色をした未熟な状態で、成熟するまでを雑木林などで過ごします。成熟すると池の上を飛ぶようになります。
コウホネの葉っぱについたイトトンボの抜け殻を撮っていたらその下に動くものが。よく見ると子ガエルがいました。今年はカエルになっても池の近くにいるものが多いようです。まだ1cmほどと小さいので、見つけにくいですがぜひ探してみてください。
ヒメダカも子供が生まれました。親メダカと違い目立たない色をしていますが、よく見ると小さな子メダカがたくさん泳いでいます。
天気がいい日は、池のふちでカナヘビやトカゲが日向ぼっこをしていることもあります。
小さな池ですが、多くの生きものが集まるようになりました。ハスの蕾も出てきて、もうすぐ咲きそうです。
来館した際はぜひビオトープ池で生きものを探してみてください。ただ、急に近づくと動物は隠れてしまうことが多いので、驚かさないようにそっと探すのがコツです。
インタープリターチーム K