ロクトリポート

館庭昆虫調査 ~第18回~

科学館の庭の雑木林リニューアルに伴い、2017年から雑木林再生エリアの昆虫調査を始めました。
草地の環境から林になっていく過程での昆虫の変化を季節ごとに調べていきます。

今回は通算18回目、夏の昆虫調査を8月11日に行いました。
晴れて暑い日でしたが、午前中で風が吹いているまだ過ごしやすい時間に行ったので、甲虫、チョウ、トンボ、カメムシなど様々な種類の昆虫が見つかりました。また、バッタやカマキリなどの幼虫と成虫の両方が見られるのもこの時期ならではです。

下の写真は2種類のカマキリです。左はハラビロカマキリ。まだ幼虫なので翅がありません。
右はオオカマキリ。こちらは成虫で、翅を広げて威嚇しています。

下の写真中央のルリマルノミハムシは大きさが約4mmと小さいですが、よく見ると花壇の花などにくっついています。

夏は様々な昆虫を観察する絶好の機会です。身近にどんな昆虫がいるか、ぜひ探してみてください。ただし、くれぐれも熱中症には気をつけて!

※昆虫採集は調査の為に行っています。
一般の方による昆虫採集および通路外への立ち入りはご遠慮いただいております。ご了承ください。

インタープリターチーム K