みなさんこんにちは！

現在、多摩六都科学館では夏の特別企画展「貝の世界」を開催しています。

今回私は、この企画展の魅力の一つである貝の様々な姿について皆さんにお伝えするべく、企画展を「貝のファッションショー」になぞらえてご紹介します。

それでは早速、トップバッターの紹介です。

会場入りしてまず目につくのは「クマサカガイ」です！

なんて綺麗な貝殻のドレスなんでしょう！早速お話を聞いてみたいと思います。

私:どうしてそんなに沢山の貝殻をつけているのですか？

クマサカガイ:
なぜって？？とても豪華に見えるでしょう。この貝殻たちは海底に落ちていたものなのだけれど、身を守るために自分の貝殻の上に付着させているのよ。私は巻貝を集めてドレスを作っているのだけど、私の隣にいる貝は二枚貝を集めてドレスを作っているの。

私:自分で自分の身を守るのはエネルギーを使いますものね…クマサカガイさんは意外と面倒くさがり屋なのかもしれません！

クマサカガイ:
そこは”賢い”と言って欲しいわね…

私:二枚貝を集めて貝殻に付着させているクマサカガイについては、ぜひこの企画展にいらして確かめてみてください！

 

次に目を引くのは「イチゴナツモモガイ」です。

いちごのようなこの貝ですが、早速インタビューしてみようと思います。

私:イチゴナツモモガイさん、とても可愛らしいお洋服ですね。

イチゴナツモモガイ:
あらありがとう！自慢の貝殻なのよ。私の名前はこの見た目からきているの。

私:イチゴと間違えて食べてしまわないように気をつけないといけませんね！

 

次に出会ったのは「ヒメシャコガイ」です。

ウェーブがかった美しい貝殻に、黒色のレースが特徴的ですね。

私:この黒色のレースはどのようなはたらきをしているのですか？

ヒメシャコガイ:
私の生活スタイルはサンゴに似ている部分があるの。この黒いレースのような部分は私の体の一部になっていて、この部分からエネルギーを補給しているのよ。

私:ヒメシャコガイさんは水槽の中で実際に動いている姿を見ることができます。目を凝らしてどこにいるか探してみてくださいね！

 

お次は「ドブガイ」です。

私:おや？と思われた方もいらっしゃると思います。

今までご紹介してきた貝たちとはうって変わって少し……地味ですよね。

ドブガイ:
地味だなんて心外だなあ……川の貝はみーんな黒っぽい色をしているんだよ。黒い貝殻は川の貝たちの誇りなんだ。

私:ドブガイさん、すみませんでした。川の貝はみんなスタイリッシュな黒いドレスを着ているんですね！それには理由があるとか？

ドブガイ:
教えてあげたいけど……これは企画展に来て実際に確かめて欲しいな。私のいる水槽の横に理由が展示されているからチェックしてみてね。

 

早くも次がラストの貝になります。

ラストを飾るのは「サオトメイトヒキマイマイ」です！

 

見事なボーダー柄ですね。色も鮮やかで、これは目を奪われてしまうこと間違いなしです。

私:普段はどこで生活されているのですか？

サオトメイトヒキマイマイ:
実は私はカタツムリなの。キューバやハイチなどの暖かい地域にすんでいて、普段は木の上で生活しているのよ。

私:カタツムリだったんですね！飴細工のようなつやめきと色鮮やかさは暖かい地域ならではなのですね。

 

これにて貝たちのファッションショーは終了になります。本当にたくさんの貝たちに出会うことができましたね。

貝には色々な種類があって、同じ種類の貝でも個性がバラバラなので見ていてとても面白いです！

 

今回ご紹介した貝たちを夏の企画展「貝の世界」のどのエリアで見ることができるのか、皆さんぜひ現地にて探してみてください！

学習院大学　インターン　今井