今年もビオトープ池ではイトトンボが羽化しています。
池の様子を見に行ったとき、ちょうどヤゴの状態から体が半分ぐらい抜けている状態のトンボを見つけました。そのまま観察を続けると、2分くらいで体が完全に抜けました。
翅が伸びたら、次は体(腹)が伸びていきます。そして最後に余った体液を出して無事に羽化は成功です。見つけてから約40分ほどの間でした。
体がかたくなって飛べるようになるにはもう少しかかります。
まだ淡い色をした未成熟な状態で、成熟するまでは近くの林などで過ごします。成熟するとまた池の上を飛び始めます。現在はすでに成熟した個体が池の上を飛んでいて、運がいいと下の写真のようにオスとメスが連結しているところが見られるかもしれません。左側の青っぽいのがオス、右側がメスです。
羽化の様子を記録した動画「イトトンボの羽化」を科学館のYouTubeで公開しています。
ぜひご覧ください。
インタープリターチーム K