7月22日からスタートした、夏の特別企画展「魚の口 食べるは生きる」展。
開催前日に、メディア・プレス向けの内覧会を実施しました。
「魚の口」に注目した珍しい企画展とは、いったいどんな内容なんだろう?と興味津々、見に来てくださいました。
内覧会の様子とともに展示の一部をご紹介!
魚は生き物の中で初めに顎を持った生き物といわれています。
その魚たちは食べるためにどんな口の進化をしたのでしょうか?
標本や模型を通して個性豊かな魚たちの色々な口を見比べてみましょう!
会場に足を踏み入れると目にとびこんでくる魚ワールド!
ペーパークラフトのマイワシ約1000匹とジンベエザメの姿を仰ぎ見ることができます。
「食べるは生きる」
生きるために食べ、食べるために変化・進化していきた『口』は
魚の特性がよくよく表れている部位です。
この企画展では、魚の食べものの種類によって、その特徴をわかりやすく展示しています。
まずはイントロダクション。「魚のきほん」をおさえます。
普段は自然の部屋にいる「コイ」がお出迎え!
雑食であるコイの口を激写!
ちょっと曲がっているのはご愛敬♪
「魚が食べるもの」の種類で分けた展示
会場は、「食べるもの」により異なる口の特徴がわかるように展示されています。
①プランクトンを食べる
③肉を食べる
②藻を食べる
魚が何を食べるかにより、口やあごの形状がかわります。
・プランクトンを海水ごととらえて、大量の海水を逃すしくみ
・泳ぎ回る魚をしっかり捕えて、かみ砕く歯並び
・岩についているコケや海藻などを食べやすい形の口
などなど…実際にどうなるか観察しながら考え、想像してみると驚き、納得!
さらには、動画で「実際に魚が食べる様子」も見られます!
色々な魚が「食べる様子」に驚き!
骨格や歯を観察!
食べる物や環境により、形も大きさも異なる歯、あごや頭部のつくりを、骨格標本や生体展示でじっくり観察しましょう。本当に細かくて沢山の骨が組み合わさっています。
ホホジロザメの頭部模型や、色々なサメの骨格標本は迫力あり!
歯の形や生え方、あごなど、魚が食べる動きやしくみがよくわかります!
必見! スタッフ作製 魚(頭部)の骨格標本
会場中央には、スタッフが作製した頭部の骨格標本が展示されています。
アカムツ、ミシマオコゼ、イズカサゴなど、魚の繊細な骨やヒレをきれいに整えるのは大変な作業です。じっくり観察してください。
お魚は美味しくいただいた後、丁寧に作りました。
絶好の観察チャンス!魚のごはんタイム
水槽には生きている魚が展示されています。食べ方や口の動き、魚の体の特徴を実際に目にすることができる、絶好の観察チャンス!
展示する魚は変更及びお休みとなる場合があります。ご了承ください。
小松菜が泳いでいるのではありません(笑)藻を食べる魚のごはんです。
岩陰にヒフキアイゴが潜んでいます。
会場内には、来場者のみなさんに参加していただける、マイワシの大群づくりのコーナーもあります。
枚数(尾数)限定です。ぜひご参加ください!
※無くなり次第終了となります。
※展示している魚は、生き物なので刺激等を与えないよう、優しく観察してください。
また、魚の体調等により、展示していない場合もあります。
夏の企画展「魚の口 ~食べるは生きる~」
開催期間 7月22日(土)~9月3日(日) 9:30~17:00
※8/21(月)、28(月)、9/1(金)は休館日
会場 イベントホール