8月は終わりましたが、まだまだ暑い日が続いています。そんな中でも秋にかけて実が熟していく植物はしっかりと実が育ち始めています。
正門から入って建物左側の植え込みには色々な樹木が植わっていますが、今回はその中からまだ熟していない若い実がついているものを紹介します。
まずはコブシ。春に白い花を咲かせ、今はごつごつした実ができています。このごつごつした感じが「握りこぶし」に似ているからコブシという名前になったといわれています。
次はヤマボウシ。初夏に小さな花が集まって咲いていたところに、小さな実がくっついた集合果(複数の実がくっついて1つの実になる)ができています。
次にマンリョウ。高さ50㎝弱と小さいこのマンリョウは元から植えてあったものではなく、鳥がタネを運んできたのか、いつの間にか生えてきたものです。そして今年はたくさんの実がなっています。
最後にアラカシ。こちらはドングリがなる木です。よく見るとシマシマの帽子(殻斗)をかぶった小さなドングリができています。
紹介したのはどれもまだ若い実です。これからどんな風に熟して、色や形が変化していくのか、来館した際にはぜひ注目してください。
インタープリターチーム K