ロクトリポート

自然科学研究機構(NINS)と相互協力協定を締結

この度、大学共同利用機関法人自然科学研究機構(NINS)と多摩六都科学館は、相互協力に係る協定を締結しました。
この協定は、国際的な学術研究拠点である自然科学研究機構が研究する、宇宙、エネルギー、物質、生命等に係る自然科学分野の最新の研究成果・技術を、広く市民に普及する機会や生涯学習の場を提供することを目的としています。

令和5年9月24日(日)に行われた協定締結式では、川合機構長と髙柳館長から、当館が開館以来連携してきた国立天文台(東京都三鷹市)を含め、機構が設置・運営する核融合科学研究所(岐阜県土岐市)、基礎生物学研究所、生理学研究所、分子科学研究所(いずれも愛知県岡崎市)とも連携し、宇宙分野だけでなく生命分野でも最先端科学の話題や研究成果を市民の皆様へお届けしたいと抱負が語られました。

同日午後には、第36回自然科学研究機構シンポジウム「データ蒐集家(しゅうしゅうか)と散策する-ビッグデータと人はどのように寄り添って生きていくか」が多摩六都科学館のイベントホールで開催されました。天文学、生物学、文学、情報学と、文系理系の枠を越えた幅広い分野から5人の研究者を迎え、それぞれの分野における「データ」とは何か、データを集めると見えてくること、多くの人が活用できるデータベースを作るには等、研究の最先端での話題やこれからの課題、未来への展望についてお話しいただきました。シンポジウムの様子はYouTubeとニコニコ生放送にてライブ配信され、多摩六都科学館にとっては初めての大掛かりなイベントでもありました(シンポジウムの様子は後日YouTubeにてアーカイブ配信される予定です)。

今回結んだ協定によって、最先端科学のトピックスを迅速に市民のみなさまにお届けするとともに、知的好奇心や科学文化の向上に貢献してまいります。