ロクトリポート

館庭昆虫調査 ~第27回~

科学館の庭の雑木林リニューアルに伴い、2017年から雑木林再生エリアの昆虫調査を始めました。草地の環境から林になっていく過程での昆虫の変化を季節ごとに調べていきます。

今回は通算27回目、秋の昆虫調査を10月31日に行いました。
曇っている時間もありましたが、日が差すとこの時期にしては暖かく感じられる気候で、チョウや甲虫、カメムシの仲間など多くの昆虫が見られました。

下の写真はテントウムシの仲間2種類。
トホシテントウは幼虫も成虫も葉っぱを食べるテントウムシです。

今回の調査で初めて確認された昆虫が2種類いました。
1種類目はオオアオイトトンボ。林の中の池などで見られるイトトンボです。

もう1種類はアミガサハゴロモに似た外来種と思われる昆虫。

自然環境は日々のちょっとしたことでも記録していくことで、後から見直したときにその変化に気がつくことができます。
今年はまだ暖かい日が多そうです。ぜひ、身近な自然を観察して記録を残してみてください。

※昆虫採集は調査の為に行っています。
一般の方による昆虫採集および通路外への立ち入りはご遠慮いただいております。ご了承ください。

インタープリターチーム K