ロクトリポート

【開催報告】大人のためのハーブ講座(秋のハーブと食編)

平日の大人向けプログラムの中でも高い人気となっているハーブ講座。
「秋のハーブと食編」を10月19・26日の2日間にわたって開催しました。

●1日目 講義

連続講座では初日に講義、2日目にニイクラファームでの収穫を行います。
初日は講師の新倉大次郎さん(ニイクラファーム)と佐藤うららさん(六都なおきち)によるお話です。
会場に入ると香りにびっくり!机には朝に収穫されたばかりのハーブが並んでいました。
シートに置きながら、それぞれ名前と特徴を確認します。
今回取り上げたのはディル、セージ、ワイルドルッコラセルバチコ、スイートバジル、イタリアンパセリ、ローリエ、レモンバーベナ、マスタードグリーン、タイム、ローズマリーの10種類でした。
「ローズマリーには覚醒効果があるので、使う時間帯には気をつけてください」
「(ローズマリーは)赤ワインに枝ごと入れておくといいですよ。1~2週間後にそれで肉を煮込むと、香りがとてもいい」(新倉さん)
気が付くと、参加者のみなさんのシートはメモでいっぱいになっていました。

後半は同じく講師の佐藤うららさん(六都なおきち)による、ハーブを料理に活用するためのアイデア紹介です。
今回はおみやげとして3品用意していただきましたが、いずれも「気に入ったハーブを加えて、自分で完成させる」という、楽しい仕掛けがありました。

(上)ハーブのサラダ
マスタードグリーンのピリッとした辛さが、よいアクセント
(中)マヨネーズ
味付けをしていないので、お好みのハーブを加えて使います
(下)ハーブソルト
セージ、ディル、ローズマリー、タイムの入ったソルト。目玉焼きに少し加えるだけでも違う味わいになります

講義終了後、参加者のみなさんからはハーブの育成に関することから料理での活用方法まで幅広い質問がありました。

●2日目 収穫

2日目は、通常は入ることができないニイクラファームでの収穫です。
さっそくお料理に使った方が多く、「こってりとしたものと合うディルは、ポテトサラダに入れたらおいしかった!」など、情報交換をしながら畑を回りました。

広いビニールハウスでは、寒いところが苦手なバジルが元気よく育っていました。家庭で栽培している方も多いかと思いますが、ニイクラファームのバジルは肉厚で緑が濃く、大きな葉をつけています。育てる際のコツや注意点も教えていただきました。

●アイデア共有

・ハーブソルトでパンを焼く

ある参加者の方に、おみやげのハーブソルトを使ったパンをいただきました!
プレーンな生地なのでローズマリーやタイムの香りが楽しめます。
講師・スタッフでおいしくいただきました。ありがとうございました。

・ある日のスタッフの食卓から

(左上)ほのかな辛みが感じられるマスタードグリーンは卵と相性よし。イタリアンパセリとサラダにしたり、パンと一緒に挟んでもOK。
(右上)ローズマリーのフォカッチャは、香りがとてもよくて美味しいです!写真よりも、もっとローズマリーが多くてもいいかもしれません^^次はもっとローズマリーを増やそうかと思案中です☆
(左下)イタリアンパセリやディルは魚のホイル焼きで。手軽だけれどおいしい一品ができました
(右下)洋風肉じゃが。トマトを足して、彩りにバジルの葉を使いました

●アンケートより

・たくさんの種類を見る機会がない。実や花やドライになった状態も一度に見れて興味深かった。フレッシュハーブの新鮮な香りに満足でした。
・講座の直前にパエリアのお店のシェフが、TVでチキンのパエリアを作ったので、私も作る予定をしていました。
レシピは、ローズマリーを4〜5本必要でした。
講座を受けて、ハーブは何でも使っていいとの事でしたので、お土産のローズマリー1本とタイム1年もの、10年ものを入れて作りました。
最高に香りのいいパエリアになりました。普段ハーブは苦手な夫も香りに感激していました。もっと、ハーブの事を知りたくなりました。
・事前に座学でハーブの効用、合う料理など説明を写真ではなく、実物で説明して頂いたので畑見学の時も、思い出せて良かったです。
座学から何週間も経っていたら、忘れてしまいそうですが、翌週と言うのも良かったです。

新倉大次郎さん、佐藤うららさん2日間ありがとうございます。お二人の和やかな雰囲気で教室が作り上げられてきました。

今回ご参加いただいたみなさま、ありがとうございました。この教室をきっかけに、生活に気軽にハーブを取り入れていただけたらうれしいです。みなさんの食卓にハーブがそっと添えられますように。