3月10日(日)、ボランティア会の企画による「ハンドクリームを作って乳化を学ぼう」を
開催しました。(対象:中学生~大人)
私達が普段使っているクリームは、乳化という現象を利用して作られています。
今回は、「油相」に対し「水相」を入れる手順で
無香料、無着色のクリームを作ります。
材料を計量し、温める・混ぜる、の作業を行います。
「水相」=保湿成分や精製水を混ぜたものを作り、
「油相」=油成分のワセリンやセチルアルコール、スクワラン、界面活性剤を緒に湯煎であたためます。
油相に水相を少量ずつ合わせると……透明な液体が「あら!白くなった!」
これが「乳化」です。
保存料不使用・無添加クリームのできあがり! (腐りやすいので要注意)
参加者の皆さんは、作ったハンドクリームをさっそく塗っていました。
よく観察しながら混ぜていると、見た目も感触も徐々に変わっていくのが分かります。
持ち上げても落ちないくらいまで混ぜると「クリーム」の出来上がり。
伸びが良く、塗ったところに薄い膜ができるような感触のクリームや
見た目がふわっとしてホイップクリームのようにし仕上がったものもありました。
参加者の皆さんは、透明な液体が白く変化する様子に驚いたり、ボランティア会のメンバーによる解説をメモしながら聞いていました。
混ぜる物の特性、変化させる成分など一つ一つの材料をおさらいしてみると、より一層理解を深められるかもしれません。