科学館の庭の雑木林リニューアルに伴い、2017年から雑木林再生エリアの昆虫調査を始めました。草地の環境から林になっていく過程での昆虫の変化を季節ごとに調べていきます。
今回は通算32回目、冬の昆虫調査を2月1日に行いました。
晴れていましたが、この時期らしく気温の低い日で活動している昆虫はあまりおらず、ケヤキなどの樹皮をめっくて越冬している昆虫を探しました。
下は成虫で越冬するテントウムシの仲間2種類です。ダンダラテントウはケヤキの樹皮をめくったところに隠れていて、同じ場所にクモもいました。
同じくケヤキの樹皮をめっくったところにヒレルクチブトゾウムシがいました。1匹かと思ったら2匹が重なっていました。
ケヤキだけでなくアキニレなどの樹皮がはがれる木にはその隙間に様々な昆虫が隠れています。また、桜の木の割れ目にはヨコヅナサシガメが集団越冬をしていたりと、冬の昆虫はよくいる場所があります。ぜひ、そんなよくいる場所を見つけてみてください。
※昆虫採集は調査の為に行っています。
一般の方による昆虫採集および通路外への立ち入りはご遠慮いただいております。ご了承ください。
インタープリターグループ K