ロクトリポート

冬休み!ロボットとあそぼう!

多摩六都科学館の冬休みと言えば?
そうです!年に1度のロボットまつり『ロクトロボットパーク』が大好評です!
あっ!今年はタイトルロゴを新たに『ROKUTO ROBOT PARK』へ。英字でカッコ良くしてみました(^^)
このイベント、実は今年で9年目。冬休みの定番イベントとなる以前は、ゴールデンウィークの定番イベントとして開催していたこともあり、ここまで長~く人気が続いているイベントなんです。
その魅力を発信!見所を紹介します。

冬の特別イベント『ROKUTO ROBOT PARK』
2019年12月21日(土)~2020年1月7日(火)※会期中、休館あり

見る・動かす・作るというアクションを軸に、実際に販売されている本格的なホビーロボットにとことん触れ合えます。
会場で皆さんをナビゲートするのは、実際にロボットを作っている専門家チーム:ロボットゆうえんちのスタッフ。ロボットのことには何でも答えてくれますよ!もちろん、プログラミングのことだってお任せください!この機会に、ロボットについて気になったことはどんどん質問しちゃいましょう!

★見る★ ロボットステージ 【本会場(イベントホール)開催】


①『アイドロイド5』ステージショー
②『マノイ』ステージショー
③限定ステージ…
12月21日(土)14:00~『ロボットづくりの世界~トップ開発者に聞いてみよう~』
12月22日(日)14:00~『相澤ロボットがつなぐ2人の情熱対談~大森順方×岡本正行~』

『アイドロイド5』とは、今年2019年にオリジナル曲でデビューを果たした世界初のアイドルロボットユニットです。話題曲の振り付けを忠実に再現し、見事に揃えたダンスを披露するステージショーは、毎回大歓声なんです。ちなみに今回は、人気の曲『パプリカ』を披露するために、急きょ9体に増員して登場することになりました。
注目は、何と言ってもその動き!ロボットとは思えない複雑で細かな動きは、1体1体にそれを書き込んだ人の本気と根気が伝わるクオリティ。しかも、それを9体揃った動きにすることはまた至難の技と言えます。
ロボットの動きは全てモーターによるもの。モーターは人間の関節にあたり、全身で使用する箇所が多い程柔軟に動きます。このモーターにも個体差があるそうで、9体が一斉に動いた時に生じるわずかなズレも確実に微調整しているとのこと。この技は世界でトップレベル!このプログラミングを行ったのは、ロボットゆうえんちモーションクリエイターの通称GIY(ギイ)さん。ゆるやかな見た目に反して、ロボットのモーションづくりでは、ものすごい技の持ち主です。イベント会期中、会場に来ていることが多いので高確率で会えますよ!
ロボットステージは回によって所要時間と登場ロボットが違うのでチェック!お目当ての回を見つけてくださいね。

★見る★ むかしロボット~相澤ロボットショータイム~ 【展示室3しくみの部屋開催】

相澤ロボットとは、昭和の”ロボット博士”相澤次郎氏(1903-1996)が設立した(財)日本児童文化研究所によって1960~80年代前半に製作されたロボットの総称で、その数は大小合わせておよそ800体もありました。相澤ロボットは、当時大変な人気で、数々の少年誌の表紙を飾ったり、全国のデパートの屋上やイベントで多くの人に親しまれ大活躍しました。1970年に大阪で開催された万国博覧会『EXPO70』では、『フジパン・ロボット館』に出展されたので、当時のことを記憶する方の声を度々耳にします。相澤博士はロボットへの愛情が深く、また、ロボットは家庭ロボットであるべきだという信念から、ロボットを数える際には、何個や何体ではなく何人と数え、白衣のポケットには、製作したロボットの名前と生年月日、体重を記した手帳がいつも入っていたそうです。当館で展示している2人の相澤ロボットについても、パネルにちゃんと明記してありますよ。
現存する相澤ロボットは、現在確認できているのが12人。数ある科学館や博物館の中で、常設展示として相澤ロボットを見られるのは、実は多摩六都科学館だけなんです。それは、相澤博士の研究所がかつての保谷市(現西東京市)にあったというご縁からです。さらに、製作された当時のまま動く姿が見られるこのショータイムは『ROKUTO ROBOT PARK』開催期間だけ!これは、相澤ロボット修復プロジェクトのリーダーを務めるのが、ロボットゆうえんち代表:岡本正行氏であり、イベント等で相澤ロボットを動かす許可を所有者から得ているのは、ロボットゆうえんちだけという事情からです。ロボットもショーも一見の価値ありです!
「科学的玩具を通じ、児童福祉に貢献する」という思いだけで、限られた費用と目につくあらゆる材料を駆使し、職人のアイディアと工夫で産み出された相澤ロボットの技術の粋に、きっと唸らずにはいられませんよ!

★動かす★ ロボット体験操縦 【本会場(イベントホール)開催】

用意したのは、二足歩行ロボットの格闘競技会『ROBO-ONE』の公認ロボットにもなっているロボットの数々。それらを操作してバトルやサッカーなど、誰でも楽しむことができます。ゲーム用コントローラーを使用しているので、操作は難しくありません。その場でスタッフがやさしく教えてくれるので、幼児でもすぐに操作できます。ちなみに、初心者ほど確認しながら丁寧に操作するので、ロボットを正確に動かすのが上手なんです。ゲーム慣れしている人は、つい「連打」しがちで、操作ミスが多いようです。機械はどんなものでも一つ一つの操作を確実に行うことが肝心で、思う通りに動かせると、喜びや満足感があり、より面白く感じられます。1日中繰り返しチャレンジする人は多く、特にバトルは、親子で、ご夫婦・カップルで、というように大人の方にも人気です。ぜひ気軽に体験してくださいね。
各コーナー、体験時間が決まっているのでチェック!
※人数が多い場合は、終了時間前に受付を締め切ることがありますので、ご理解・ご了承の上、会場で直接ご確認ください。

★作る★ 工作教室 【科学学習室開催】

説明書を見ながら自分の力で”モノをつくる”ということには、説明書を読み解く力や完成までの集中力が必要です。
大切なのは、そんな経験をどれだけ多く積んだかということだと思います。手先をいっぱい動かして、良く考えて…
そうすると、少しずつ器用にいろいろなことができるようになりますよね。
今回の工作は、組み立てるだけじゃうまく動かないかもしれません。
簡単じゃないけど、動きが面白いので選んだキットです!簡単じゃない程、動いた時の感動は大きい!
所要時間は少し長いですが、ぜひチャレンジしてくださいね。
工作教室はレベル別で2種類。対象が異なるのでチェック!
①チャレンジ!ロボット工作「スクローラ―」をつくろう!
②ステップアップ!ロボット工作「ロボシシ」をつくろう!

まもなく来る冬休み。クリスマスもあるし、お年玉ももらうし、新しいゲームをゲットして夢中…なーんて家に閉じこもってたらもったいない!ゲームはいつでもできますよ。(^^)v
ぜひお友達と、ご家族と、一人でだって楽しいこと間違いないので、この時だけ多摩六都科学館に集まった「すごい!」ロボットたちに会いにきてくださいね!

研究交流グループ やの