ロクトリポート

星座ってなんだっけ?

夜空に輝く様々な星座たち。プラネタリウムでは、いつもその日の夜に見られる星座をご紹介しています。

・・・そこで、素朴な疑問。
そもそも「星座」って、なんでしょう?

現在使われている星座は、約5000年前、古代メソポタミアの人々が目立つ星の並びを動物や神などに見立てたのが始まり、とされています。

とすると、星座とは星の並びから想像された絵のことでしょうか。

それとも、星をつないだ線が星座なのでしょうか?

実は、どちらも違います。

正式には星座とは、空の領域です。

昔の人が描いた星の並びをもとにして定められてはいますが、天球上の位置を示すための〝空の住所〟なのです。地球上で言うと国境線に囲まれた国土のようなもの、と言えば良いでしょうか。

星座の星は境界で分けられ、必ず1つの星座に属しています。領域内の星にはギリシャ文字や番号が符(ふ)られています。例えばおとめ座の1等星スピカはおとめ座α(アルファ)星、しし座のしっぽの星デネボラは、しし座β(ベータ)星です。(他にも様々な星表による符号があります。)

昔は大まかな空の目印で良かった星座ですが、天文学の発展と国際化にともない〝正確な空の地図(=星図)〟を世界中で統一して使う必要が出てきました。そのため国際天文学連合が1928年の会議で全天88星座と境界を決定したのが、現在の星座です。

プラネタリウムでご覧いただいているお馴染みの星座の絵は、主に18世紀に出版された「フラムスチード天球図譜」がもとになっています。しかしこの絵だけが正しいのではありません。星座ぬりえチャレンジでお楽しみいただいている2種類の星座の絵もアリ、なのです。

また、星座の線も、プラネタリウムや星図で見るものは例に過ぎません。正式な決まりはないので、好きに結んでもかまわないのです。
(とは言っても、絵が思い浮かぶように自然に結ぶ方法は、ある程度共通しますね。)

20200516-2100 領域と星座名 – Spherical Image – RICOH THETA

【プラネタリウムで見た星座の領域】
(画像左下のTHETAの文字をクリックすると別ページで更に大きくできます)

数千年前から語り継がれ、神話とともに親しまれながら世界中に広がり、現代でも実用性を持って使われている。そう考えると、星座ってすごいですね。

夜晴れていたら、お家の明かりを消して窓から空を見上げ、明るい星をたよりに星座をいくつか探してみてください。

※星をさがす時は、ご自宅など安全なところでお願いします。また、子どもの皆さんはお家の方と一緒に見るようにしましょう。