ロクトリポート

ミニ企画展「科学の本棚Ⅱ~科学と女性~」11/5(金)より開催!

多摩六都科学館では、11月5日(金)~12月5日(日)の1か月間、
ミニ企画展「科学の本棚Ⅱ~科学と女性~」を開催します。
科学の分野で業績を残した研究者を取り上げた作品や、女性作家の手による科学の本・絵本約100冊を揃えて、SDGsにある「ジェンダーの平等を実現しよう」、「質の高い教育をみんなに」という目標について考える企画展です。
 

■イベント概要
ミニ企画展「科学の本棚Ⅱ ~科学と女性~」
【期 間】2021年11月5日(金)~12月5日(日)
※11/8(月)、15(月)、22(月)、24(水)、29(月)は休館
【会 場】多摩六都科学館 2F図書コーナー・特設コーナー
【時 間】9:30~17:00
【対 象】どなたでも参加できます
【料 金】入館料のみ(大人 520円、4歳~高校生 210円)
【協 力】
東京大学大学院農学生命科学研究科附属生態調和農学機構(ISAS)、
東京大学宇宙線研究所(ICRR)、高エネルギー加速器研究機構(KEK)、
自然科学研究機構国立天文台(NAOJ)、情報・システム研究機構国立極地研究所(NIPR)、
情報通信研究機構(NICT)、東京学芸大学、武蔵野大学、自由学園、
東京大学カブリ数物連携宇宙研究機構(IPMU)、自然科学研究機構生理学研究所(NIPS)、
小平市立図書館、東村山市立図書館、清瀬市立図書館、東久留米市立図書館、
西東京市図書館、国際ソロプチミスト東京-西(順不同)

■展示構成
①私の一冊
現在活躍中の女性研究者が、若い人たちにぜひ読んでもらいたい一冊を紹介します。(寄稿していただいた紹介文はこちら)


▲「研究するって面白い!~科学者になった11人の物語~」
伊藤 由佳理  著/編
(岩波書店)

②女性科学者についての本・女性が書いた科学の本
女性の社会進出が難しかった時代に業績を残した女性研究者について書かれた絵本や、女性作家が手がけた科学の本を揃えました。

③リケイのお仕事
男女問わず、理系の要素を持つさまざまなお仕事について、絵本やノンフィクションの本で知ることができます。

④たまろくとしょかんブックセレクション ジェンダーを考える本
多摩六都科学館とそれを支える圏域5市(小平市、東村山市、清瀬市、東久留米市、西東京市)の図書館がおすすめの本を選んで紹介します。


▲2019年6月に開催した「科学の本棚~科学と出会う・世界と出会う~」の様子

◆参加型企画 “あなたの一冊”大募集!
みなさんが多くの人に読んでもらいたいと思う「私の一冊」を投稿してもらう、参加型企画。書き手は女性に限らず、男性の場合は女性が書いた本について投稿可能です。集まった作品から多摩六都科学館と国際ソロプチミスト東京-西が優秀作を選考し、会期終了後に科学館のウェブサイトにて紹介します。

■担当者のコメント
この企画のきっかけとなったのは、フランス革命の時代の女性数学者について描かれた絵本です。社会制度や性別による差別によって数学への興味やその才能を封じられた主人公が困難を乗り越えていくお話ですが、世界には未だ女性が教育を受けられないところも存在しており、これはただの昔話ではないと感じました。社会的なテーマを含んだ企画ですが、誰もが抱く科学への興味や情熱を、性別に関係なく伸ばし、開花させていくためには何ができるのか、考えるきっかけになれば幸いです。