ロクトリポート

キッチンで カラーマジック実験 ~身近なものの性質を調べよう~

地域に住む外国人や、様々な文化を持つ人と科学でつながれるよう多摩六都科学館が取り組んでいる「多文化共生推進プロジェクト」。
3年目の今年は「やさしい日本語」を使ったイベントに自然観察教室と実験が加わりました。
今回は実験のイベントをレポートします。

「キッチンで カラーマジック実験 ~身近なものの性質を調べよう~」
日時:11月28日(日)①11:00~12:30 ②14:00~15:30
参加者:YSCグローバルスクールのみなさんを含む、外国に繋がりのある小学5年生以上の方 ①12名 ②11名
参加者の繋がりのある国:日本のほかに中国、韓国、ネパール、ベトナム、エジプト、アメリカなど
講師:平野亜弥先生(YSCグローバルスクール)、筋野(多摩六都科学館 研究交流グループ)

参加者の中には、家では主に母国語を話す人や日本に来て間もない人もいます。
この授業は「やさしい日本語」で行われました。講師はなるべく短い文章にしたり、難しい言葉を使わないようにしたり、また難しくても大事な用語は繰り返したり説明をしながら進めました。

今回のテーマは、身近なものの性質を知ること。
酸性は酸っぱい、アルカリ性は触るとヌルヌルする、という特徴があります。でも漂白剤のように、口に入れたり触れたりすることが危険なものはどうしたらよいのでしょうか?
見たところ透明で同じように見える水溶液も、BTB溶液を加えると色が変化します。この色の違いで酸性・中性・アルカリ性という性質の違いを判別することができます。

並べられたサンプルは10個。食塩水・砂糖水・石鹸水・レモン汁など、1つずつにBTB溶液を加えていきました。

▲性質(色)ごとに分類して

▲みんなでホワイドボードに貼って確認

10種類のサンプルを、酸性・中性・アルカリ性に分類することができました!

キッチンでカラーマジック実験

参加者からの感想をいくつか紹介します。
・今日の実験のことについて1回読んだことがあります。でもこの実験をしたことがないのでおもしろかったです。
・もう知っていることもあったけど、実験をしたことでより一層分かるようになりました。説明もわかりやすかったです。
・実験をするのが楽しい!
・性質のことがわかった。とてもたのしいです。
・It was good to learn new science information.

とてもうれしいコメントでした。
参加していただいたみなさん、ありがとうございました。