ロクトリポート

やさしい日本語でプラネタリウムをたのしもう

地域に住む外国人や、様々な文化を持つ人と科学でつながれるよう多摩六都科学館が取り組んでいる「多文化共生推進プロジェクト」。3年目を迎えた今年、「やさしい日本語でプラネタリウムをたのしもう」は4回目の開催となりました。
12月5日(日)の様子をレポートします。

「やさしい日本語でプラネタリウムをたのしもう」
日時:12月5日(日)17:30~18:30
参加者:小学生以上の方 38名(ほかに視察10名、関係者2名、スタッフ3名)
参加者の繋がりのある国:日本のほかに中国、韓国、スリランカ、ベトナムなど

内容:
・やさしい日本語について
・プラネタリウムの解説で用いる、やさしい日本語の事前説明
・冬の星空案内
・ダイナミックな映像を楽しめる、銀河への宇宙旅行

「やさしい日本語」は地震などを伝えるニュースでも使われているので、知っている方も多くなったかと思います。解説員はできるだけ簡潔な表現で、ゆっくり、はっきりと話しました。

▼やさしい日本語へ言い換えた例
重要な言葉は繰り返して2回言います。また、スクリーンに映った言葉には、ふりがなが振ってあります。

惑星についてのパート。大きさはこんなに違うんですね。

Credit: The International Astronomical Union/Martin Kornmesser

満天の星を見ていたら空から降ってきたのは・・・様々な言語の「星」を意味する言葉!

参加される方たちにはあらかじめ、知っている「星」という言葉を書いてきていただきました。まるで、それが降ってくるような演出でした。

プラネタリウムを出たホワイエのボードも、みなさんの星々で素敵に飾り付けられました。

やさしい日本語でプラネタリウムをたのしもう

アンケートからのコメントを、一部ご紹介します。
・やさしい日本語で聞いたから、本当に助かりました。わかりやすかったです。
・外国語を話す人だけでなく、小学校低学年にも必要。

話を伺った中には、やさしい日本語のイベントだから参加したという方もいらっしゃいました。普段であれば躊躇してしまうが、今回は家族みんなで参加し、プラネタリウムを観るのが楽しみとのことでした。
お越しいただいたみなさま、ありがとうございました。