ロクトリポート

【ちきゅうラボ】「天から送られた手紙」にふれてみよう 〜雪と氷がおしえてくれること〜

まるで宝石⁉ 雪の結晶

東京でも先週の金曜日(2月10日)に雪が降りましたね!
雪の季節がやってきました。

2月後半はちきゅうラボで「雪」をテーマにした展示を開催します。

雪の結晶はとても小さいですが拡大して見てみるといろいろなカタチがあります。
どれも違うカタチをしていて美しく、ずっと見ていても飽きません。

入ってすぐに「天然雪」、少し進むと「人工雪」の写真が展示してあります。
違いはあるでしょうか?

ぜひご来館頂き、見て確かめてください。

今回は中谷宇吉郎記念財団加賀市 中谷宇吉郎 雪の科学館にご協力頂き、世界で初めて人工雪の結晶をつくることに成功した研究者 中谷宇吉郎さんが撮影した雪の写真を展示しています。

人工雪製作装置

今回の展示の目玉のひとつが「人工雪製作装置」のレプリカです。
当時の写真などの資料をもとに再現されています。

電熱線ヒーターで温めて水蒸気をつくり、ガラス筒の上の方にくる間に冷やされ、上部にあるウサギの腹の毛にある小さな瘤が核になり雪の結晶ができるそうです。

当時はペルチェ素子などもなく「冷やす」ことが難しかった為、とても寒い部屋にこの装置を置いて実験していたそうです。
来館された際にはちきゅうラボの壁に貼られている写真も見てください。この装置を使って実験している中谷宇吉郎さんがとても厚着をしていることが分かります。

雪のレプリカ

「雪のレプリカ」は特殊なレプリカ液を用いて本物の雪のカタチを半永久的に残したものです。
つくり方は、雪の結晶にレプリカ液をかけコーティングし、寒い場所で乾燥させると中の雪が昇華し「セミの抜け殻」のように雪の結晶のカタチを保つことができるようになります。

先月、北海道の旭岳でつくった雪のレプリカを展示しています。
本物の雪の小ささや繊細さを感じてください!

イベント詳細はコチラ
開催期間

2023年
2月18日(土),19日(日),23日(木),25日(土),26日(日)

(1)11:00~11:45 (2)12:00~12:45
(3)14:00~14:45 (4)15:00~15:45
(時間内随時入れ替え)

開催場所

地球の部屋 地球ラボ

対 象 : どなたでも参加できます
定 員 : 1組(3人まで)ずつ入れ替え
参加費 : 入館料のみ
参加方法 : 当日開催時間中、直接ちきゅうラボにお越しください(自由参加)

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加賀市 中谷宇吉郎 雪の科学館のホームページでは
オンライン企画
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受付は2023年2月23日まで。
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