ロクトリポート

レーウェンフックの顕微鏡【応用編】

10月24日(土)、25日(日) しくみラボにて「レーウェンフックの顕微鏡をつくろう」を開催しました。

レーウェンフック

小さなガラス球のレンズで、約150倍の倍率で観察することができます。
教室ではリボン、葉脈、食塩などを観察しました。

レーウェンフックさんはこれと同じしくみの顕微鏡で、プランクトンなどを発見したことで有名です。
「今日作った顕微鏡で微生物を観察するにはどうしたらいいですか?」というご質問がありましたので
投影式顕微鏡という方法をご紹介します。

1、紙コップの底と側面に穴をあけ、
「レーウェンフックの顕微鏡」をセットします。OLYMPUS DIGITAL CAMERA

2、プランクトンを含む水をスポイトで取り、透明シートに一滴のせます。
今日は科学館で培養している植物プランクトン「ボルボックス」をのせました。

ボルボックス-写真-培養-20041205-02

(光学生物顕微鏡で観たボルボックス 150倍)

3、できるだけ暗い所で、サンプルの上からライトをあてます。
紙コップの中にも黒い紙を巻くとさらに見やすくなります。OLYMPUS DIGITAL CAMERA

4、うまくいくと写真(↓)のように、下に敷いた紙に映像が投影されます。
映像をみながらサンプルを動かして、見えるところをさがします。
OLYMPUS DIGITAL CAMERA

OLYMPUS DIGITAL CAMERA  

ボルボックスは植物プランクトンですが、水の中でくるくる動くので、
なんともいえない幻想的な映像が見られました!
工作に参加された方は、秋の夜長のお楽しみに、チャレンジしてみてはいかがでしょうか?

※「レーウェンフックの顕微鏡をつくろう」は10月31日(土),11月1日(日),3日(火)にも開催予定です。