11月も下旬に入って寒い日が増え、館庭の木々も紅葉が進んできました。
今回はこの時期にみられるちょっと変わったケヤキのタネを紹介します。
館の正門入ってすぐのところに生えているケヤキも紅葉が進み、葉っぱも落ち始めています。
落ちている葉っぱをよく見ると普通とちょっと違うタイプが混ざっています。どれかわかりますか?
普通は葉っぱだけが落ちているのに対し、枝がついているものがあります。
枝つきのものは葉っぱの付け根に丸っこいものがついています。これがケヤキのタネです。
タネだけで落ちるよりも、枝つきの葉っぱと一緒に落ちるほうが落下スピードが遅くなり、風に乗ってタネを遠くへ飛ばしやすいのです。
タタンポポの綿毛やカエデの翼のように風に乗るためのものがタネ自体についているわけではないのですが、ケヤキも枝つきの葉っぱで風に乗り、タネを遠くに飛ばしているのです。
今の時期は様々な植物がタネをつけています。
身の回りのおもしろいタネをぜひ探してみてください。
インタープリターチーム K