旧東大農場において、生態調和農学や都市農業における栽培技術、市民が参加するまちづくりについて「農」を通じて、学び、体験するプログラム 「農と食の体験塾 大豆編」。
第8回で行った土寄せだけでは台風で倒れた大豆の株が立ちあがれないと判断して、有志で支柱を立てる作業を急遽行うことにしました。
以下、記録係の嶋川さんのレポートです。
【第9回 土寄せ・支柱追加による倒伏株補正作業】
日時 :2018年8月28日 午前8時30分~10時30分
場所 :東大生態調和農学機構 圃場にて
内容 :土寄せ作業(支柱追加による倒伏株の起立補正を併用)
講師 :手島さん(東大生態調和農学機構) 他
参加者:約13名
◇“土寄せ”による倒伏株の補正が困難な先週の作業結果を踏まえ、今日は支柱を追加して株を起立させる作業を行いました。酷暑での作業を緩和するために、事務局からの提案で開始時刻を30分早めた事に加えて今日は幸い曇り空。湿度は高いですが作業日和です。
〔支柱〕:手島さんが径15㎜程の頑丈な鉄製パイプを今日の為に90㎝程の長さに100本近く切断して準備してくれました。
〔倒れ止めロープ〕:ビニル製の農業用の平紐を1巻500m「マイカ線」
〔支柱打ち用具〕:木ハンマー、鉄ハンマー
◆支柱打ち作業
・倒伏株が目立つ品種毎の一畝の両端と中央付近株間に計3本をハンマーで打込みます。(後の薬剤散布車両がまたげるように支柱天端高を確実に地上1m未満となるように注意して!)
◆倒れ止めロープ張り
・株を両側から挟み込むようして3本の支柱間にロープを張って、横に繁茂した枝葉をロープ内に囲い込み起立させます。(後に畝間を走る薬剤散布車両の妨げとならぬようにロープは畝に平行にのみ張る!/ロープ端部は車両が巻き込まないように短く納めて!)
←畝端部への支柱設置状況
↑ 品種区画や畝間の地面が見えてスッキリした感じ。
今後の害虫防除作業や生育観察の通路として役立って欲しいです。
おまけ
作業のかたわら、夏休みの自由研究で昆虫観察をする親子の図
次はいよいよ枝豆の試食会です。