ロクトリポート

農と食の体験塾2018「大豆編」第10回レポート

旧東大農場において、生態調和農学や都市農業における栽培技術、市民が参加するまちづくりについて「農」を通じて、学び、体験するプログラム 「農と食の体験塾 大豆編」。
台風対策で立てた支柱の効果もあって大豆も順調に育ち、第10回ではいよいよ枝豆の収穫と、品種による食べ比べを行いました。昨年度は研究のお手伝いの一環として、品種ごとの味の評価をしっかりとする食味試験を行ったため、舌触り・風味など考えながら食べなければいけなかったのですが、今年は細かなアンケートは無し、ということだったので、楽しく味や収穫作業の話をしながらおいしくいただきました。

以下、記録係の嶋川さんのレポートです。

【第10回 枝豆収穫、食味試験】
日時 :2018年9月11日 午後2時半~4時半
場所 :東大生態調和農学機構 圃場・学生宿舎にて
内容 :枝豆収穫、食味試験
講師 :手島さん、深野さん(東大生態調和農学機構)/参加者25名程

◇雨の降らない曇天下、枝豆の収穫を行いました。涼しい作業日和です。
1 圃場風景

5品種が選ばれ、各々3株づつ根元からハサミで切り取ります。
東京八重成、小笠原在来(早生) / 比丘尼、エンレイ(中生) / タチナガハ(中晩生) 

枝豆一覧

◆収穫作業
・品種毎に割り当てたカゴに収穫した株から莢を鋏や手で枝から切り離して集めます。
・「比丘尼」の収量が他と比して少ない感じです。
・早生2品種は葉も莢も他より黄色くて枝豆の収穫適正時期を過ぎた感があります。
2 収穫

◆食味試験
・枝豆の調理に関しては、塩加減・ゆで加減共に実行委員の羽生さんの指導でスタッフと塾生達が右往左往して手伝いました。(学生宿舎の厨房は広くて大勢で作業が出来ます。)
・品種が混ざらない様に盛り皿にも名書き付箋を貼り付けます。(品種当てクイズの出来るブレンドした盛り皿も加わりました。)
8 枝豆ゆでる 9 枝豆なべ

・テーブルには事務局で用意してくれた飲み物と各自持参のビールが並び準備万端。綺麗な緑色に茹で上がった枝豆が登場して試食開始です。食感などを語り合います。
・手島さんが活動日以外にも頻繁に害虫駆除作業を行ってくれて今日の日を迎えられました。感謝です。

10 枝豆試食

・塾生のキクチさんからは大豆を使った自家製ロールケーキの差入れをして頂きました。ごちそうさまでした。

・さて、食味試験の結果は如何に?