ロクトリポート

農と食の体験塾2018「大豆編」第11・12回レポート

旧東大農場において、生態調和農学や都市農業における栽培技術、市民が参加するまちづくりについて「農」を通じて、学び、体験するプログラム 「農と食の体験塾 大豆編」。
枝豆の収穫から約1か月、本来ならば秋が感じられる10月半ば以降に大豆の収穫となるところを、長雨等の影響で大豆にカビの発生が見られたため、9月末に手島さんが2品種収穫してくださいました(第11回)。他の品種も手遅れとならないよう、急遽有志参加の臨時回(第12回)を設けて大豆の収穫を前倒しして行いました。
以下、記録係の嶋川さんのレポートです。

【第12回 大豆収穫、倒伏株の修復】
日時 :2018年10月5日 午前9時~10時
場所 :東大生態調和農学機構 圃場にて
内容 :大豆収穫(一部の品種)、倒木株の修復
講師 :手島さん(東大生態調和農学機構)/参加者10名程

◇台風が立て続けに上陸し、強風・長雨による倒伏株等にカビが発生しているものも散見される事から、一部の収穫を急遽行うことになりました。幸い、天気予報は当たらずに雨の降らない曇天です。
1 台風で収穫

9/28(第11回)に台風対策で急遽収穫された北東角の「比丘尼」エリア

◆収穫作業
・「エンレイ」区画の4畝分の株を根元から鋏で切り取ります。
・カビの生えた莢を取り除きます。
2 エンレイ収穫 3エンレイ収穫
・ネット袋の中に収穫した株を平らに敷き詰めて、乾燥室で干す段取りは完了です。
・収穫した一株には莢がぎっしりと詰まっています。育成種だけあって、歩留まりは良いそうです。(手島さん)
4 エンレイ 5 収穫袋に収納
・収穫にはちょっと早い感じの緑色をした莢が目立ちますが、この先の天気からすると今しかない収穫チャンスです。

◆倒伏株の修復
・倒れかけた株を鉄パイプとビニル紐で補助して起立させてあげます。地道だけど重要な作業です。
7 倒伏株なおし 8 修復後

・既設の緩んだ紐とパイプのぐらつきを修正したり、新たに補助を追加したりして、風の通り道を確保して強風や湿気に備えます。
もう来るなよ!台風。

◆育成状況観察
・「錫杖豆」の茎が連なって幅広の帯状になっているのが良く解ります。 
6 錫杖

次回は10/9 残りの大豆収穫と講義です。