旧東大農場において、生態調和農学や都市農業における栽培技術、市民が参加するまちづくりについて「農」を通じて、学び、体験するプログラム 「農と食の体験塾 大豆編」。
第15回の今回も、大豆の収穫と脱穀作業です。みんなだんだん作業に慣れて、スピードアップしてきました。
以下、今回お休みの嶋川さんに代わって、去年の記録係の丸山さんのレポートです。
【第15回 大豆収穫・脱穀】
日時 :2018年10月30日 午前9時~12時半
場所 :東大生態調和農学機構 調整施設群の軒下・圃場にて
内容 :脱穀(2品種)、収穫(3品種)
講師 :手島さん(東大生態調和農学機構)/参加者12名程
◇有志作業で人数は少なめでしたが、みなさん作業に慣れてきたので収穫・脱穀ともスムーズに進みました。
◆収穫作業3種類(青梅在来、東京大豆、みすず)
・莢から豆がこぼれそうな大豆3種類を収穫
・株を根ごと引き抜いて根、葉をカットし収穫袋(ヌカロンM)に収納し、リアカーで作業場へ運搬
・倒れ防止のポールとテープを外して回収
◆脱穀作業2種類(比丘尼・タチナガハ)
・乾燥した比丘尼と?の脱穀・選粒作業
1)足踏み式脱穀機にかける:株から莢、豆を脱穀
2)風の力を借りて選別機SKトーミ〈唐箕〉に掛ける:莢を飛ばして豆を回収
3)電動選粒機に掛ける(ヤンマー大豆選別機)
→1番口(選粒機の左側)からはベルトコンベアー上をうまく転がったきれいな大豆が集まる。
→2番口、3番口(選粒機の下)には、ベルトコンベアーを転がらずにとどまった豆が落ちる。
選粒された豆の出口に近いのが2番口、投入口に近いのが3番口で、豆の状態は、一番口>2番口>3番口の順。
きれいな豆がダメ豆にまきこまれて2、3番口に落ちてしまうこともあるので、3番口に落ちた豆はもう1回、2番口に落ちた豆はもう2回、選粒機にかけて、状態のいい豆を救出する。