2018年も残すところ数日。今年もロクトリポートや多摩六都科学館への応援をありがとうございました。
さて、年明けすぐの2019年1月6日、太陽が部分的に欠けて見える、部分日食が起こります。
日本全国で観察できるうえ、日曜日の午前中という比較的観察しやすい日時なので
ぜひ観察していただきたい日食です。
ただし、日食を見るには準備が必要!!
多摩六都科学館では、日食についてのガイドをご用意しましたので
ぜひご覧ください(当ページ内・館内・ミュージアムショップで配布中)。
また、ガイドに書ききれなかった日食観察の方法などを、この記事内でご紹介いたします。
1.日食ガイド (館内・ミュージアムショプでも配布中)
日食のしくみや欠ける時間(西東京市付近での時間帯)、観察のしかた、
さらに観察の準備のチェックリストや記録シートが詰まっています。
※ダウンロード、印刷、配布など、ご自由にお使いいただけます。
※多摩六都科学館のロゴを消しての転載などはご遠慮ください。
PDFファイルでのダウンロードはこちらから→ 日食(オモテ・ウラ)
2.日食の観察で注意すること
太陽を見たことはありますか?実は、太陽を肉眼で見るのは大変危険です。
眩しいけど少しくらいなら…と見てしまうと、目にダメージを与え、
最悪の場合目が見えなくなることがあります。 絶対に太陽は直接見ないでください!
では、日食はどうやって観察するかというと…
日食グラスを使うと、太陽を安全に観察することができます。
説明書をよく読んで、正しい使い方をマスターしておきましょう。
なお、日食グラスは多摩六都科学館ミュージアムショップでも販売しています(柄は2種類!)。
いま用意すれば、2019年1月6日の部分日食に加え2019年12月26日の部分日食でも使えますよ!
3.日食グラスを使わずに、日食を観察する方法
次の写真をご覧ください。白い三日月のような形がたくさん写っているのが見えるでしょうか?
これは、厚紙に小さな穴をあけたものを用意しておき、日食中に厚紙で影を作った様子です。
日食ではない時に影を作ると、穴を通った光は太陽の円の形で映ります。
しかし、日食の時に影を作ると、太陽の欠けている形がそのまま映ります。
この方法はピンホールとも呼ばれ、
蛍光灯などでも実験することができます(穴を通った光が蛍光灯の形に映ります)。
↑太陽光では円に映りますが…
↑使用したLEDライトはこちら
(ひとつ点いていませんね…)
なお、カメラで太陽を撮影するとカメラが壊れてしまいますが、
厚紙の影を撮影するなら安全ですし、簡単です。
日食の様子を撮影したい方も、ピンホールがおすすめです。
準備を整えたら、あとは晴天を待つのみ!がんばれシベリア高気圧!!
それではみなさま良いお年を。2019年も多摩六都科学館でお待ちしています。