多摩六都科学館では、より多くのみなさんの学びやコミュニケーションの場を目指しています。
2019年の春からは、近年多摩北部でも増加している在住外国人(外国にルーツを持つ方含む)の方たちにとって使いやすい科学館とはどのようなものだろうか?ということを調べるため、調査や実践を行ってきました。その活動の一部をご紹介します。
1.やさしい日本語のホームページ
2020年2月にやさしい日本語で当館を紹介するページができました。休館などの重要情報はSNSでもやさしい日本語を組み合わせて発信しています。
https://www.tamarokuto.or.jp/easy_japanese/
2.やさしい日本語のスタッフ研修
2019年の秋に、科学館のスタッフを対象とした「やさしい日本語」の研修を開催しました。様々なグループに所属するスタッフ37名が、やさしい日本語の基礎を学ぶとともに、日頃難しい言いまわしと感じている説明などについて、どのようにやさしくできるか、仲間で話し合い、やさしい日本語にしなおすことを体験しながら学びました。
3.やさしい日本語を使ったプログラム
2020年1月に、海外にルーツを持つ方を対象に、やさしいにほん語とi padを使った「科学館の絵本をつくろう」と「やさしい日本語でプラネタリウムを楽しもう」の2つのプログラムを実施しました。
4.海外の博物館関係者との交流事業
2019年9月、京都で行われたICOM(国際博物館会議)京都大会の参加者の一部を対象に、ICOM-CAMOC(都市博物館の活動・コレクション委員会)と共同で東京西ツアーを実施し、当館の見学や意見交換を行いました。
5.調査
国内で多文化共生に取り組む施設や団体へヒアリング調査を行ったほか、全国の科学館等を対象に「多文化共生の実態について」アンケ―ト調査を行いました。調査にご協力いただきました施設の皆様に御礼申し上げます!
6.報告書でご覧になれます!
調査結果を含む、各活動の様子は、以下の報告書でご覧いただけます。
←クリックするとファイル(PDF)をダウンロードできます。今年度も引き続き実施してまいりますので、皆様のご意見やご要望等ございましたら是非お寄せください。なお調査結果につきましては、さらに詳細の分析を行い、学会等にて発表していきたいと考えております。
本事業は、文化庁「平成31年度地域と共働した博物館創造活動支援事業 」の助成を受け実現しました。