企画展
初級、中級、上級レベルのパズルが用意された「パズル島へようこそ2021」の中で
今回私が紹介するのは中級レベルの「コインの詰め込み問題」です。
40枚のコインがぴったり敷き詰められた枠の中にもう1枚加えて41枚にするというものです。
なんとなく思いついた方法でやってみたら、なんと1回で成功できました!
ただ一回で正解できた喜び反面、根拠がわからないというモヤモヤ感が残ります。
机の上においてある説明を読んでみると「あーなるほど」。
一見単純な問題でも実はこんな根拠があるのだと気付かされました。
実はパズルの解法には数学が隠れていたのです。
「でも数学苦手だから理解できるかわからない」「まだうちの子どもは数学を理解できるような歳じゃない」。そう思われる方もいらっしゃるかもしれませんがご安心を!
誰でもわかるように易しく説明された「ちょっと知りたい」に加えて
更に深く突っ込んだ説明をした「もっと知りたい」の両方をご用意。
しかも内容は答えには直結しないというもどかしさ。
学びを深めるためのキーワードも記載されています。
(もちろん小さなお子様でも読めるように漢字にはふりがなもあります)
中級レベルといっても中には大人が頭を抱える問題もちらほら。
上級ともなると大人でも時間内に1つ完成させられるかどうかというレベルになります。
子どもから大人まですべての人が楽しめる企画となっております。
美しい数学展
次に私が紹介したいのは「美しい数学展」です。企画展との関連企画で、名古屋大学の学生たちが日常に潜む数学を紹介したパネル展です。
この展示の面白い点は数学を専攻していない学生の作品も含まれているところです。
実は私達の生活にも数学が溢れていて、テーマに合わせて学生たちがまとめました。
何気なく見ているあれもこれも数学的に見るととても美しいものだったりします。
図形を利用した包装紙や壁紙のデザイン、誕生日に関する確率の話など、日常に絡めた内容はもちろんのこと、割り切れていないことで有名なあの記号の話など、もっと突っ込んだ内容もあります。
この展示を見れば普段とは違う視点で日常を見られるようになるかもしれません。
「新しいものの見方」を手に入れて見ませんか?
こんなに数学を推している私ですが、実は超がつくほどの文系。数学は高1でやめてしまうほど苦手でした。
そんな私でも面白い・美しいと思えるような内容になっています。
内容はかなり大人向けのものですが、数学が得意だった方も、かつて苦しんだ方も楽しめる内容になっています。
学習院大学インターン 岡本