ロクトリポート

ロクトの庭だより ~初夏のビオトープ池~

5月も中旬になり、初夏の陽気が感じられるようになってきました。今回は駐車場入り口脇にあるビオトープ池周辺の様子を紹介します。

4月にはオタマジャクシでいっぱいだったビオトープ池。現在はオタマジャクシも子ガエルになって陸に上がってきていて、1cmくらいの子ガエルが、まだ池のそばに見られます。小さくてわかりにくいですが、池の縁のあたりや葉っぱの上など探してみてください。ここからあの大きなヒキガエルになるのかと思うと、驚くばかりです。

そしてイトトンボの羽化も始まりました。2cmくらいと小さいので気がつきにくいですが、探すと下の写真のような脱皮殻が葉っぱの上などについていることがあります。成虫は成熟するまで雑木林などで過ごし、もう少しすると池の上を飛び交うようになります。

運がいいと水の中にいるヤゴもみられます。下の写真ではオタマジャクシに近づいていました。

ビオトープ池の周りではトカゲやカナヘビも見られます。カサコソと音がしていたら近くにトカゲなどがいる可能性が高いです。全身が見えなくても、注意深く探すと体の一部が見えていることがあります。下の写真はトカゲ。草の陰から顔をのぞかせていたり、頭は隠れていますが胴体が見えていたりしています。ぜひ探してみてください。

池の奥にある夏ミカンも花が咲きはじめました。匂いをかぐとさわやかな感じがします。

これから夏に向けて動物も植物も日々変化していきます。ぜひ、季節が進んでいくのを感じてみてください。

インタープリターチーム K