2023年2月7日(火)の午前中、農と食の体験塾の受講生が多摩六都科学館の科学学習室に集合しました。今日は、とうとう1年間取り組んできた塾の修了式です。
まずは多摩六都科学館のジェネラル・マネージャーである廣澤氏から、当塾の設立のきっかけと継続する意義について改めて話しました。また、1年間、東大生態調和農学機構において大豆の栽培の指導・支援をしていただいた技術職員のみなさんから振り返りの言葉をいただきました。
その後は、修了証書の授与。ひとりひとりのお名前を呼んで、東大生態調和農学機構長の名前と印鑑が入った修了証書を手渡ししました。
そして、修了式がこれだけで終わらないのが農と食の体験塾。
続いては、栽培した大豆を使って「味噌づくり」と「大豆の試食」です。
実行委員会の唐澤さんは、自他とも認めるお豆好き。毎回、塾では美味しい味噌作りを指導してくれています。唐澤さんが事前準備した豆や麹などの食材や資材をもとに、受講生がグループに分かれて味噌作りを行いました。
(蒸した豆を袋に入れて潰します)
(混ぜ合わせた材料を樽に詰め込みます)
大豆を水に浸したり蒸したりといった時間のかかる作業は事前に準備していただいたこともあり、この日の味噌作りは20分ほどで終わり。
続いては大豆の試食(食べ比べ)です。
味付けをしていない6品種の蒸し大豆を各自の皿に取って、その豆の「香り、食感、味、見た目」を比べて評価しました。ひとくちに大豆と言っても、日本だけでも300種類以上あるそうです。この日食べ比べたのは自分たちで育てて収穫した大豆です。味を含めて様々な違いがあることにみなさん驚いていました。
楽しい実習を終えて、最後には受講生と実行委員全員みんなで1年間の感想をシェアし合いました。
「農業体験だけではなく、大豆の奥深さを知ることができてよかった」
「オーガニックなどだけではなく、地球規模で農業と食を考えるきっかけになった」
「実習や講義での意見交換を通じて、交流できたのが楽しかった」
など、多くの前向きな意見をいただくことができました。
2022年度の農と食の体験塾 大豆編はこれにて修了しましたが、すでに来年度の企画に向けて動き始めています。
また改めて、ロクトリポートでもお知らせしますので、お楽しみに!