ロクトリポート

農と食の体験塾 大豆編2023 【大豆もわたしたちも暑さに負けない!間引き作業と除草実習】

7月11日(火)の農と食の体験塾 大豆編2023の2回目の大豆栽培実習は“間引き”と“土寄せ”を行いました。以下、実行委員からのレポートです。

連日猛暑が続いているため、今回は短時間の特別プログラム(前回よりも30分早く開始、1時間早めの終了)です。参加も任意です。照り付ける太陽のもと“鳥追いカイト”に見守られて、2週間前に植えた“タネ”は背丈20㎝ほどの“苗”に成長していました!

【間引き】
間引きは、生育のよい苗に栄養が集中するように、混みあった苗を取り除き、株間の距離をあける作業です。苗と並行に足を置き、作業する人が履いている靴の片足分の長さをモノサシにして、苗と苗の間の距離がだいたい30cmくらいになるように地面ぎりぎりでハサミで切りとります。切り取った苗は枯れるので、その場に置いておいても残した株の栽培に支障はありませんが、食べることも可能とのことで、持ち帰った方もいました。味はいかがだったでしょうか?
間引きの対象は他にもあります。 “品種の違う大豆の株”です。タネは色も形もよく似ているので混ざっていても気が付かないことがありますが、双葉以上に成長すると胚軸(発芽した苗)の色に品種の特徴が現れることがあるため、判別の手がかりになります。“品種の違う苗”はこの段階で間引きします。
間引きと反対に、苗と苗の間が広く空いているところに補植(ほしょく=空いたところに苗を植える作業)をすることがありますが、今回は行いませんでした。今年は気温が高いため補植をしても上手く活着(かっちゃく)しない(=苗が根付かず成長しない)可能性があるからです。

【土寄せ】
土寄せは、鍬(くわ)などでほぐした土を株元に寄せ集める作業で、苗が倒れたり、根が浮き上がったりするのを防ぐために行います。
今回は猛暑の影響を考えて時間を短縮したため、鍬を使っての土寄せは行いませんでしたが、機構の技術職員さんによる管理機を使った作業を受講生みんなで見学しました。

管理機はエンジンで駆動します。畝と畝の間を進むとタイヤの後ろにあるロータリーが土を攪拌し、小さな雑草を土に埋め込みます。
土寄せも管理機で行うことができます。今回はまだ苗が小さく、あまり深く耕すと土を寄せすぎて子葉が隠れてしまうので、畝間ごとに1往復ずつ浅めに行なわれました。葉が茂ってきたら寄せられる土の量が多くなるので、往復せず片道で済むようになるそうです。土寄せは開花までに2~3回行います。
機械は見るからに重そうでまっすぐ歩くのも難しそうですが、複数の作業をこなす機械の登場は農耕器具の歴史のなかでも画期的なことの一つだったのではないかと思いを巡らせました。

今回の作業はここまでです。短い時間でしたが、種から株が育ち始める段階での作業のポイントについて学びました。周辺の除草などを含め、技術職員の方による日々のこまやかな管理が、作物の成長を促し大きな収穫につながっていることを改めて学びました。今回は、立っているだけでも汗が吹き出る “炎天下”の作業の厳しさについても、その一端を“身をもって知る”機会となりました。いい経験になりました。

休憩のときに木陰に吹く風がおもいのほか心地よく、何よりのご褒美でした。次回は“土寄せ”と“株元の除草”作業の予定です。少しでも暑さが治まっていますように。