ロクトリポート

大学生インターンによるレポート:武蔵野台地のヒミツ

夏休み期間中に多摩六都科学館でインターン研修を行った大学生が、「地球の部屋」の展示についてレポートしました。


みなさん、こんにちは!
今回は多摩六都科学館の展示物の1つ、【展示室5】にある武蔵野台地についての展示を紹介します!

武蔵野台地は多摩六都科学館を含めた東京西部の大部分を占め、青梅から東京湾の近くにまで広がっています。
この台地の地下には関東山地から運ばれたれき(石ころ)や砂からできた地層と火山灰が風化してできた関東ローム層(立川ローム層、武蔵野ローム層)があります。
この台地の地層を縮尺したイメージ図を見ることができるのが、展示室5「地球の部屋」に入ってすぐのところにあるこちらの柱です!!

この柱は地層の断面図を縮尺して描いており、約6万年前に起こった箱根火山最後の爆発的噴火によってできた地層(東京軽石層)も描かれています。その左隣には実際に地層をはぎ取ったものが展示されています。

写真で見るとわかりにくいですが、実際に見ると黄色い矢印のあたりにオレンジ色の粒が点在し、噴火の痕跡を確認することができるので、ぜひその目で見てください!!

武蔵野台地の地層を感じたところで、次に台地全体の形を上から見ることができる模型を見てみましょう!

この模型は武蔵野台地全体を、水平方向に1/25000、垂直方向に1/1000に縮尺したもので、標高10mごとに色分けして表しています。
模型を見ることで、台地がどのような形、範囲で広がっているのか、川が台地の形成にどのような影響をあたえているのか、一目でわかります!

例えばこの写真のように東久留米駅周辺は、隣のひばりが丘駅と清瀬駅に比べると、3つの川が流れており、土地が10m程下がっていることがわかります。

ここから土地の高さには川が何か関係しているのではないかと考え、それをもとに別の地形を見ることでまた新たな発見を得られるかもしれません!

ほかにも土地の名前や形、自分が住んでいる地域などに注目してみても面白いと思います!ぜひ自分の目でご覧になってください!!

このレポートを通じて少しでも多摩六都科学館のある「武蔵野台地」について少しでも興味を持っていただけたでしょうか?

多摩六都科学館はたくさんの魅力のある施設です!

ぜひ一度足を運んでみてください!!!