ロクトリポート

ロクトの庭だより ~春の芽生え 樹木編~

暖かい日も多くなり、さまざまな植物が芽吹く季節になりました。
今回はイロハモミジとコナラの芽生えを紹介します。

下の写真、左側の少し赤っぽいほうがイロハモミジ、右側の緑色のほうがコナラの芽生えです。大きさは背の高いコナラでもまだ5cmほど。どちらも木の芽生えですが、少し違うところがあります。

これはイロハモミジの写真。子葉が開いてから本葉が開きます。
ギザギザがなく細長いのが子葉、モミジらしいギザギザの葉っぱが本葉になります。

しかし、コナラの芽生えでは子葉は開きません。上に出ている葉っぱはすべて本葉になります。では、子葉はどこにあるのでしょうか。
根元をよく見ると…

ありました!ドングリの殻の中から見えているのが子葉です。大きな子葉には栄養がたっぷり蓄えられていて、まだまだ小さな体に栄養を送っています。

今は大きくなっている木にもこんな小さな時期があるのです。
探してみると意外と見つかる木の芽生え。大きく育った状態と見比べるのも楽しいです。

インタープリターチーム K