ロクトリポート

ロクトの多文化共生推進プロジェクトのご紹介(2021年度)

多摩六都科学館では、より多くのみなさんの学びやコミュニケーションの場を目指しています。
2019年の春から、近年多摩北部でも増加している在住外国人(外国にルーツを持つ方含む)の方たちにとって使いやすい科学館を調べるための調査や、やさしい日本語をとりいれた実践、多言語化の推進を行ってきました。その活動の一部をご紹介します。

1.博物館等における多文化共生の取り組み実態調査

・都内の多文化共生先進事例ヒアリング調査(港区国際交流協会、世田谷区教育委員会)
・モニター調査(多摩六都科学館にて2回実施)
・多摩六都科学館圏域5市(小平市・東村山市・清瀬市・東久留米市・西東京市)の多文化共生関係団体へのヒアリング調査

2.多摩六都科学館の多文化共生および多言語化のサービス向上のための環境整備

・多摩六都科学館ホームページでの、やさしい日本語を用いた情報発信(毎月イベント情報を公開)
・多摩六都科学館ガイドブックの作成(日本語/中国語版、日本語/韓国語版)
・見どころマップの作成(やさしい日本語版、英語版、中国語版、韓国語版)
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・ワークシートの開発と多言語化(5つの展示室見学ワークシート 2種を開発し、日本語・やさしい日本語・英語・中国語・韓国語で展開)
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3.地域在住外国人向けの特別講座の企画・開発・実践

・「やさしい日本語でプラネタリウムを楽しもう」(2021年8月と12月)
やさしい日本語で星空解説を行いました。
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・「やさしい日本語で黒目川の魚を観察しよう」(2021年8月と10月)

武蔵野美術大学の芸術文化学科のみなさん、東久留米ほとけどじょうを守る会のみなさんとともに、やさしい日本語と英語で観察ガイドブック「東久留米の川の魚と仲良くなろう」を作成しました。

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・「キッチンでカラーマジック実験 ~身近なものの性質を調べよう~」(2021年11月)
海外にルーツを持つ方を対象に、酸性・中性・アルカリ性を判別する実験を行いました。

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4.博物館と多文化共生に関する講演会およびワークショップの開催

・その他、研究発表等
日本ミュージアム・マネージメント学会研究発表大会 など

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本事業は、文化庁「令和3年度 地域と共働した博物館創造活動支援事業」の助成を受け実現しました。

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