真空管工作に挑戦中・・・・
今回は、この「真空管工作に挑戦中!」の記事をいつも読んでくれている方が
しくみラボにいらっしゃって、
実物を見ながら、ご指摘とアドバイスを頂きました。
私は高校の時にほんの少し物理をやっただけで、
基礎知識がほとんどないので、今日はかなり勉強になり、頭を使いました。
計算式や単位など、本当に基礎から丁寧に教えて下さり、
現在の問題点など少し理解できました。
今日、特に印象に残った2つのことを紹介します。
1つめ、
「ゆれる(振動)時はエネルギーがたまるところ(?)が2つ存在している」
例えば、振り子の場合はゆれている時、「運動エネルギー」と「位置エネルギー」があり、
ゆれているときは2つのエネルギーを交換している。
そして、今回のテルミンが音を出すために電気的にふるえさせるとき(発振)は
コイルとコンデンサーのエネルギーが交換しているということ。
2つめ、
「空間でエネルギーの影響をうけるということ」
電気回路なので、部品にどう「電気」が流れるかどうかだけが重要だと思っていました。
でも「電気」が流れて部品が動作する以外にも、
導線は「電気」が流れると磁場が発生し、その磁場でも部品は影響をうけ、
特に高周波になるとその発生した磁場に、かなり影響をうけるということ。
また、導線同士の間、導線と入れ物の金属の間には浮遊容量といってコンデンサーの様な
働きをしてしまうこと。絶縁すれば、隣の部品への影響はほとんどないと思っていたので、ビックリしました。
空間には見えない力が働いていて、エネルギーに満ちていると思うと不思議です。
こんなことを学びながら、
実際につくっているテルミンを見ながら問題点を探し、改善するアイデアを教えて頂きました。
目的(真空管テルミンをつくる!)のためだと、
勉強もリアルに感じられて、頑張れるな。と思いました。
まだまだ、勉強不足ですが、
週1日、2時間ずつ地道に成長していきます。
サイエンスチーム ささき